考えること、できること(資源と環境について)
魚の切り身の入ったトレイなんかは、洗って、自動的にリサイクルのほうに振り分けていたのに、どういうわけか納豆のパックは自動的にゴミ箱に棄てていた不思議に、最近気がついた。気がついたので、洗って、お店に持っていく袋の中に入れる習慣を始めた。
その先、回収されたものがどのくらい的確に処理されているのか、たまたま目に飛び込んできたTVのニュースを振り返ると、どこかのアジアの国が、日本から来た回収品が汚い状態でやってくるため、もう受け入れを拒否したいというのが流れていたのを思いだし、まぁ完全ではないような気がする、というのが感覚的にも分かるところだ。
ここまで来て一応ネットで簡単に調べただけでも、ペットボトルに関していえば日本のリサイクル率は80%を越えているそうだが、その内訳にはサーマルリサイクルという海外の基準からは外れた概念が含まれており、ペットボトルを燃やしてそれをエネルギーにしている分をリサイクルと言っているようだ。(そういう記事が出てくる。)ペットボトルがペットボトルになったり、繊維として再生されるのをリサイクルとイメージすると、その割合はかなり低いものになりそうだ。残念。(それでわたしがペットボトルの分別をやめることはないだろうけれども。)
相変わらずのNetflix視聴で、アメリカの俳優がダリン・オリエンと一緒に旅する『ザック・エフロンが旅する明日の地球』シリーズ。第2回のフランスは水についての取材で、パリでは水を塩素などの薬品を使わずオゾンと紫外線によって処理し、人体に影響のある物質が含まれていないかを入念にチェックしているということ。そして無料の水呑場を街中に設置することで、それを人々に提供しているということだ。水を無料で提供し、空のボトルのほうを販売しているようだ。(とても関心してしまった。)
2人がフランスに行く前段階では、水ソムリエなる人が登場し、彼が水についての説明をする。詳しくデータを見せられたわけではないのだけれど、これを見ていて、個人的にはやはりミネラルの入った水を飲みたい、という意見を持った。
わたしはいつも2リットルの天然水のペットボトルを購入し、外に行くときはサーモスに水を移しかえて持ち歩いているのだけれど、そのときに出る空のペットボトルが、自然に負荷をかけるものでなければ、もっと気持ちよく過ごせると思う。
たまに情報収集が趣味のような休日があるが、この間図書館で読んだ最新号のForbesJAPANでは、サーキュラーエコノミーという概念が紹介されていた。ペットボトルについていえば、日本コカ・コーラとセブン&アイ・ホールディングスの取り組みで「一(はじめ)緑茶」のボトルがすべて回収したペットボトルから作られている、ということであるのはニュースで見た記憶がある。
ペットボトルのリサイクルは、技術的なこと以外がその割合が低い原因だと思うのだけれど、サーキュラーエコノミーの概念ではそもそも、最初に製品を作る段階で、それがリユースやリサイクルできる前提で設計されていなければならない。そうしてそのサイクルの中で資源やエネルギーの無駄を生むことなく、くるくる回転させていきましょう、というものらしい。(わたしの理解では。)
服に関しても(雑誌でSDGsというのがよく取り上げられているが)、昨年あたりから、そもそも服が作られすぎていたり、それが環境に負荷を与えていたり、労働環境が整っていないなどの記事をよく読むようになった。本音を言えば、全く興味なかった古着にも、最近興味が湧くようになった。
ハリー・ポッターのハーマイオニー役で子供のときから女優として活躍しているエマ・ワトソンはとても聡明な女性で、彼女がサポートしているGood on Youというアプリがあるのも最近知った。
環境は損なっていなければよいのだけれど、損なっているのだし(わたしはドナルド・トランプの
言うようなことは理解できない)、何も考えずに資源の利用が有限でなければよいのだけれど、どうやらそれもなさそうだ。それらを改善するような物や、取り組みに関する資金的な投資は、個人によって差があるものだと思うけれど、わたしも(お金をかけずに)、できることはやってみたい。
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