『喜怒哀楽』の得意と不得意。
私には昔から、”不得意” な感情があります。
ざっくり感情を『喜怒哀楽』の4つに分けるとすると、それは『楽』の感情です。
『楽』の感情が一番自分のコントロールを外れて暴走させてしまうことが多く、振り回されることがよくあるので、不得意さを感じていました。
言い換えると、「調子に乗りやすい」とも言えるのですが、
楽しいとつい明日の予定などお構いなしに楽しみすぎて、後々に後悔することも多く、学生時代はお酒の力で羽目を外すこともしばしば。
熱中すると時間を忘れて楽しんでしまう癖があり、睡眠や食事などが疎かにして周りに迷惑をかけることもあったので、
今は『楽しい』と言う感情に対して、少し慎重な意識で生きることを心がけています。
反対に、得意な感情を述べるとすると、私の場合『怒』は一番頼りになる心強い感情です。
イライラすることはたまにあって、時々振り回されることもありますが、強い怒りが現れることはめったになく、
それが現れる時、不思議と普段以上に頭が冴えて、冷静な視界で物事を見られる「普段より大人な自分」を垣間見ることができるので、得意な感情だなと感じていました。
皆さんは感情の得意・不得意を意識されたことがあるでしょうか?
つい、何かと物事を「ポジティブ」「ネガティブ」の二つに分けてしまい、どちらかと言うと「ネガティブ」を悪者に捉えがちですが、どっちが良いとか悪いとかではなく、バランスの問題があるだけなのかな、と最近はよく感じるようになりました。
「ポジティブ」も、バランスが崩れると不調や不具合に繋がる。
私は、宮崎駿さんの描いた漫画「風の谷のナウシカ」がとても好きで、時々読み返しているのですが、主人公ナウシカが言った、
「いのちは闇の中のまたたく光だ」
このセリフがふと思い出されました。
光は闇が無ければ存在しえません。
光と闇。陰と陽。
どちらも等しく、同じだけ、大切にしてゆかねばなりませんね。
今年は感情を含め、この二つのバランスを意識した毎日を心がけたいと思いました。
では、今日は短いのですがこの辺で。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます。