左右がわからない大人の話。
こんにちは。
この文章は、私自身のことを通じて「こんな人もいるんだ」と知っていただけたらという思いで書いています。今日は、左右がわからないということについて書きたいと思います。
「右も左もわからない。」
よく、何か新しいことを始めたときに、何もわからないということを比喩してこういう表現がされます。こう聞いて、本当に「あの人、左右がわからないのね」と思う人はいないでしょう。
それが私の場合、本当に「右」と「左」がよくわからないのです。
よくわからないといっても、一瞬立ち止まって考えればどちらが右でどちらが左かということは判断できます。
「右」と言われたら、頭の中で何かを食べるところを想像して、箸を持つ動作をしたほうが「右」。「左」と言われたら腕時計を見る動作をして、腕が動いたほうが「左」というように。
調べてみると、こうした感覚を持つ人は世の中に一定数はいて、「左右盲」と呼んだりするそうです。
「左右盲」の私の日常
高校生くらいまではよく体育の時間に混乱していました。「回れ右」と言われても瞬時に回るべき方向がわからない…。「みーぎ、ひだり・・・」と掛け声をかけながら練習するダンスでは、頭の中はもう大混乱です。
それから、視力検査では「右!」と言ってから「あっ違います!左です!」とか言って「本当にこいつ見えているのか?」と疑われる始末。
極めつけは、教習所に通った時のこと。教官に「次、右に曲がって」と言われて、私は堂々と左に曲がりました。聞き間違えたわけではなく、ちゃんと右に曲がったつもりだったのですが、方向が違いました。さすがにこれには教官もあきれ顔…。
世の中、こういう人もいます。
原因はわかりませんが、決して努力不足ではありません。(むしろ私にとってはどうして世の中の多くの人が瞬時に左右を判断できるのか不思議でなりません!)
どうか、あなたの周りに「右」と言ったのに「左」に曲がっていく人がいても、私の友達が私に言ったように「左右って幼稚園生でもわかるよ?」なんて言わないでいただけたらと思います。
読んでくださり、ありがとうございました。
「こんな人もいる」と知っていただけたのなら幸いです。
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