ふうふの始まりの日
ふうふって、いつから始まるものなんだろう。
結婚式の日、入籍した日、プロポーズした日…
そのどれもが始まりの日で、何度も始まっていくのかもしれない。
私たちは、いつの間にか結婚の話が出ていて、いつの間にか同棲に向けて動き出してしまっていたので、いわゆるプロポーズをしていない。
だから、二人でプロポーズをしあう日をつくろうと、明日初デートの場所で手紙を読みあう計画を立てていたのだけど、緊急事態宣言の影響で、行く予定だった場所が休園になってしまった。
どうしようか話し合った結果、場所にはこだわりたいねってことで、プロポーズも延期。ちょうど来月が1年記念なので、それに合わせることにした。
だから、プロポーズもまだではあるのだけど、最近はなんとなく、ふうふになる準備が始まっているなっていう感覚がある。
たとえば、一緒に住みたい場所を探して、いろんな街に行ってみたり。実際に一緒に物件を見たり。物件を決めて、手続きを進めたり。
今日は、私の両親に初めて彼と挨拶に行った。
朝からずっと緊張している彼は可愛かったし、いざ彼を目の前にして、カチコチに緊張している父親をみるのもなんだかおかしかった。
だけど、両親がいつもよりお喋りなところから、彼と会えて嬉しい気持ちがすごい伝わってきたり、帰った後に「いい人だね」ってたくさんLINEで伝えてくれたのも、やっぱりすごく嬉しくて。ふたりを受け入れてもらった感覚になったなあ。
その後は、CRAZYの「ふうふ始季」というイベントに参加させてもらって。婚姻届をモチーフにした、質問用紙に二人で解答したり、プロの方に二人の写真を撮ってもらったり(ちゃんとポーズも指示してもらって、すごい照れしまった)。
会場でかけてもらう「おめでとうございます」とか「ふうふ」っていう言葉とか。そういうものに触れるたびに、ちょっとずつ、実感が培われているような気持ちになる。
「両親への挨拶」というプロジェクトを成し遂げて、次は「引越し」っていうプロジェクトが待っていて。これからも、いろんなプロジェクトを二人で乗り越えていって、ふうふの形も育てていきたいな。