孤独な人のそばに。
美しく生きていくことは、孤独と深く結びついている。
そして孤独な人ほど、自分一人では生きていけないと知っている。
だからこそ人に驕らず、依存せず、誰かをアテにしたり期待したりせず、自分の信念を貫きつつ他の人とうまく付き合っていかなければならない。
頭ではわかっていても、その絶妙なバランスを取っていくことは
時に自分をひどく疲弊させ、消耗させる。
だからこそ、自分を深く理解してくれる存在がいるととても心強い。
その人を利用しないよう、自分を戒め続けなければならないとしても。
それゆえに、自分の気持ちを相手に100%伝えられなかったとしても。
伝えられない気持ちを汲み取ってくれるよう、
相手にどこか期待している自分に気づいて、また襟を正す、
その果てしない繰り返しだったとしても。
「誰かがいる」
心の奥にそう思える存在がいることは
時に絶大な希望になる。
だから、もしもあなたの傍に
あなたの存在で救われていそうな人がいたら
あなたの心身が健康に保たれる範囲で
その人をそっと見守っていてあげてほしい。
それだけで救いになる瞬間がきっとあるはずだから。