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やりたいことがわからなくなった時は

「自分は本当は何をやりたいんだろう?」
キャリアもそれなりに積んできたし、周囲からの評価もそこまで悪くない。でも、どこか心の奥にあるモヤモヤが晴れない。そんな経験はありますか。私自身もその時期を経験しました。
そんな時有用なのが「一つの場面を想像する」ことです。


想像の力で心を解放する

「場面を想像する」とは、簡単に言えば、未来の自分がどんなシーンにいるのかを頭の中で描くこと。これは、具体的な「やりたいこと」を見つけるための強力なツールになり得ます。なぜなら、頭の中で自由に未来を描くことで、今まで自分が意識していなかった心の声に耳を傾けることができるからです。
例えば、こんなふうに想像してみてください。

  • 海辺で砂浜を歩きながら、寄せては返す波の音を楽しんでいる自分

  • 友人と大自然の中をハイキングしながら、新鮮な空気の中で心の底から笑っている自分

  • 自分の思いや考えをSNSで共有し、同じ思いの人たちと繋がった時の自分

これらは、具体的な「やりたいこと」ではないかもしれません。けれど、そのシーンの中で感じている感情や、そこにいる自分の姿をしっかりと感じ取ることで、少しずつ「自分が求めているもの」が見えてきます。

感情がヒントになる

重要なのは、その場面を想像したときに感じる感情です。例えば、森の中で読書をしている自分を想像したときに、「静寂」や「心の安らぎ」に喜びを感じているとしたら、それがあなたにとって大切な要素なのかもしれません。
もしかしたら、これまでのキャリアや日常生活の中で、静かな自分だけの時間が足りなかったのかもしれない。だからこそ、モヤモヤとした感覚が生まれていたのではないでしょうか?想像する場面が、直接的に「これが私のやりたいことだ!」と教えてくれるわけではありません。でも、そのシーンを思い描くことで、少しずつ自分がどんな状況に心地よさを感じるのかが浮かび上がってきます。

まずは小さな一歩から

「何をやりたいか分からない」という気持ちは、時に大きな壁のように感じるかもしれません。でも、その壁を乗り越えるためには、大きなジャンプをする必要はありません。小さな一歩を踏み出すだけで大丈夫です。
一つの場面を想像するだけでも、次に取るべき一歩が見えてくることがあります。そして、その小さな一歩を重ねていくことで、やがて「自分はこういう生き方がしたいんだ」と思える瞬間が訪れることがあります。
私もそうでした。森の中で瞑想をしたり読書をしているときに心が安らぐな、とか、服を買う時より本を買う時の方が楽しいな、とか、あの街に行ってみたいなとか。一つ一つは断片的なものでも、小さな感情を大事に積み重ねていくと、またその先の自分の好きなものが見えてきます。

自由に想像してみる

「自分が何をやりたいか分からない」という気持ちは、多くの人が経験するものです。でも、その中にいる自分を責める必要はありません。むしろ、そんな時こそ、自由に、何の制約もなく、頭の中で一つの場面を想像してみてください。そして居心地が良いと感じた瞬間を書き留め、その共通点を探してみましょう。それらの共通点を探していくと、自分の理想がだんだんと大きくなっていきますよ。

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