私らしく生きるために
先週、派遣会社の営業担当さんから突然留守番電話がありました。
珍しく伝言入りで。
どうやら最寄り駅から自宅まで歩いている間になっていたらしい。
慌てて、自宅の自分の部屋でかけなおす。
すると、
「明日、午後以降ならいつでもよいので、面談をしたい」
とのことでした。
最初の数ヶ月間は毎月のようにある面談が、いつしか突然の連絡によって行われるようになると、派遣社員である以上
「次の面談で契約終了かもしれない……」
と思わずにはいられなくなることにも、今回の派遣先で3回目となる私にはなれたものでした。
それでも、去年最後の面談ではとくに問題もなく契約更新まで進んでいたので、この派遣先では最後の3年間までいられるだろうとも思っていました。
が、今回の面談は営業担当の
「◯◯さんのお時間が大丈夫なら、業務終業後でも大丈夫ですので…!」
という一言で、なんとなく今までと勝手がちがうようにも感じました。
次の日。
予定どおり仕事を終え、会社がある最寄り駅近くにある、待ち合わせのカフェへ向かいました。
そして、嫌な予感は的中。
「…今まで頑張っていただいていたのに申し訳ありませんが、3月末で終了ということに……」
理由は、コロナの影響によりお仕事をお願いすることが難しくなったからとのこと。
ああ。やっぱりな。
今までの会社のときは、最高で1年まで。
切られるたび、まるで自分のことを全否定されたような気分になり、それが悔しくて自分の部屋で目が真っ赤に腫れあがるまで涙を流してきた私。
そんな私が、今回は素直に受け止められたのは、実は数ヶ月前からこうなるだろうと覚悟していたからだと思います。
私の過去notoにも書きましたが、私が配属された部署に、なんと前任者の元派遣社員だった女性が雇用形態を変えて再就職してきたのです!
しかも、彼女は私の持っていない特殊な仕事のスキルがあり、ワードやエクセルができない(彼女談)という割にタイピングがめちゃくちゃ早い(←関係ない)
その上、誰とでも分け隔てなく接することが自然にできる彼女は、私とは比べ物にならないほど理想の事務員でした。
(彼女と私のちがいについては、過去noto『前任者と私。』を参照↓)
今の派遣先は、業界的にこんなご時世でも会社全体の景気が好調で、派遣社員に対する待遇も非常によくしていただき
「この調子なら、少なくとも3年間は雇ってもらえるだろう」
と考えていた矢先、理想的な事務員の彼女が再就職してきた去年の夏。
「彼女が来た以上、いつまでもつかわからない」
そうなんとなく悟っていましたが、まさか1年半で終了するとは想定していませんでした。
そして、万が一契約が終了したあとのことも、私なりに考えていました。
契約が終了したあとは派遣と同時に、
「また、ライティングの仕事がしたい」
そのために、完全フルタイム勤務を今回の派遣先で終わりにする。
そう思うようになったのは、この一年。
フルタイム勤務でトレンドブログを毎週更新してきて、派遣の仕事とライティングの両立に自信がついたこと。
ブログを始める前は、派遣の仕事とクラウドソーシングでのライティングの両立になれず、ひと記事更新するだけで精一杯でした。
それが、ほぼほぼ独学で学んで身につけた知識で少しずつ結果も出るようになり、今ではかけ持ちでも頑張れる余裕ができました。
というより、他人に気を遣いすぎてしまう私には、同じ場所で長期的に働くより、派遣をしながら同時にライティングもする。
1つの仕事でがっつり稼ぐより、2つの仕事を半分ずつやるスタイルの方が、私には合っていることに気がついたのです。
そして、今までは保険や税金の支払い関係のことばかりが気になり、自分のしたいことよりつい、母の
「保険が付いてる長期の仕事じゃないと……」
という言葉に押しつぶされ、本当はしたくない苦手なことにも無理に首をつっこんで生きて来ました。
これからは相手の意見に流されず、無理せず自分が最高のパフォーマンスを発揮できる働き方をしたい。
今回の契約満了は、その第一歩です。
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