定年退職後の旦那さんに優しくなった話
働くママの自分らしいキャリア作りを応援しています、ボーク重子認定 非認知能力育児コーチ&ライフコーチの佳奈です。
先日のクライアント様とのセッションでとても素敵な話を聞いたので共有させてください。
ポイントは「イライラの根っこは自分の理想と現実のギャップ。現実を受け止める方法が見つかればスッとイラつかなくなる」
このクライアント様はお子さま達も全員自立し、旦那さんと2人で暮らしている方。数年前に旦那さんが定年退職されたあたりから、旦那さんにイライラすることが増えたそうです。
「とにかく旦那にイライラして…なんで分からないのかなと思っちゃって」というのが初回セッションの時に頻繁に仰っていた言葉でした。
その中、セッションを重ねていくうちに分かったのは
・旦那さんをとても尊敬していて素敵な人だと思っている気持ち
・妻として家のことは私がしっかりやるべきという想い
でした。
そうなんです。
旦那さんへのイライラは、スーツ姿でビシっと格好よかった姿を追い求めてしまい家にずっといる現実を受け止められなかったこと。
また妻として自分がやるべきと思っている家事。そこを旦那さんがやってくれちゃう(けど自分より要領は良くない)ことに「あなたに求めてるのはそこじゃない」となっていたことが分かりました。
そして、このクライアント様がとっても素敵なのは、これに気づいた後。
「パパのカッコいいところは、ゆっくりしっかり考えるところ」
「自分でやった方が早いことがあるけど、人それぞれペースがあるもんね」
「素敵な人と思ってるけどパパも人間。私の意見だけ押し付けるのはやめよう」
とご自身で考えて、旦那さんに「なんで分からないの?!」と言うのを辞めて、何か気になったことがあったらポジティブ変換するようにしてみたそう。
そうすると、スッとイライラ感情が減って、とても気持ち穏やかに仲良く過ごせるようになったそうです。
このクライアント様が行われたのが、まさに現実の受容。
いま目の前で起きていることのポジティブな側面を見つけ、自分が受け止めやすいように「リフレーミング」する。
そうやって現実を受け止めることで、むやみに理想を追求してギャップに苦しむことから離れる、ということです。
旦那さんと仲良く暮らすために、出来事を「良い解釈をすることは逃げですか?」と質問を受けました。
答えは「NO」です!
法を犯す行動をしない限り、どんな解釈をしても、それは自由です。
だったら「自分が居心地いいように」解釈するのは…逃げでもズルでもなく、とても大切なこと。
自分に厳しい判断して、日々イライラ過ごすのと、
自分に多少心地良い解釈をして穏やかに過ごすの。
どちらが幸せに暮らせるでしょうか。
受け取り方は常に「自由」。
そしてその受け取り方を選択するのは「自分」。
旦那さんと仲良く幸せに暮らすために、ササっと視点を切り替えた彼女を尊敬します♡