上京して9ヶ月、思うこと。
落ち着いて腰掛けて文章を書く、ということがこんなにも贅沢な時間の使い方だなんて時間が有り余っていた学生時代には気づかなかった。
2021年11月1日(月)
月のはじまりが月曜日ぴったりにはじまるのはなんだか少し心地いい。
自分の心の動きを公にすること、言葉にすることへの抵抗感はしぶとく今も私の心に在る。(苦手なんだよねぇ)
でもどうしたって今すぐになくなるものではないから、こうやって、思い出したときにゆるっと挑戦してみる、の連続をし続けるしかないのかなと。
2月にこの街にきて、まもなく9ヶ月になる。
20代のほとんどを名古屋で過ごした私にとって、噂にはきいていたが、東京は本当にスピードがはやい。毎日ついていくのに必死だ。笑
数年前、当時スタートアップで働いていた大好きなお姉さんに
「東京のビジネスのスピード感を20代のうちに経験しておくのもいいかもね」と言われた。当時は「そうなんだ〜」くらいにしか思っていなかったが、今やっとその言葉の意図を理解した気がする。そしてみんな情報処理能力高すぎないか?といつも思う。笑
難しい横文字もたくさん覚えた。その場でわからなかった言葉はiPhoneにメモしておいて後から調べる、という作業をここ数ヶ月私は何度しただろうか。笑
でも不思議と「辛い」「辞めたい」「しんどい」なんて思ったことは一度もなく、毎日が刺激的で楽しくてあっという間でそれでいてとても生きやすい。この“生きやすい”が今の私からみた東京への1番強い印象だ。
東京はとても生きやすい。
それぞれの生き方に執着しない、ある一定の「尊敬」と「称賛」がベースにある気がする。もしかしたら今自分のいる環境がたまたまそうなのかもしれないけど、それはそれでとてもありがたいし、それぞれが自分の哲学のもと己の人生を全うしている人が私の周りには多い。
そんな哲学をもった、見方を変えれば少し頑固さも垣間見える先人の方々から(ディスってないです笑)私はたくさんの教えをいただいて、目一杯吸収して、パンクしそうな頭をなんとか土日にスクリーニングして、保っている。そんな感じ。
いつも、ありがとうございます。
ミーハーで新しいものを取り入れることが大好きな自分が、憧れの東京に来たというのにほぼどこにも出かけず、6畳ほどのシェアハウスの自室で過ごしているのだから我ながら一驚だ。
“行きたいリスト”だけがどんどんたまっているにも関わらず、そちらを優先しない自分がいる。でもきっと今の自分がしたいことはそこじゃないんだろうね。
もちろん、ふと休日に糸が切れたりすると「これでいいのだろうか」と突然不安感に襲われることもある。(そんな時はドラマの主人公かのようにその感情に浸ってみる、ということを最近覚えた。笑)
でもそれでも私は今の私が好きだし、愛おしい。
23歳の頃、右も左もわからず本を読みあさってたどり着いた「人生できないことなんてなにひとつない」という確信の深度が東京に来てより上がった。
あと5ヶ月で30代に突入する。
どんな30代を謳歌しようか、なんて考える余裕はなくて私は今を必死に生きている。「だって今の延長線上にしか未来はないでしょ?」と言い聞かせながら。
今、この瞬間が常時ハッピーで自分にとっての心地よい選択ができていれば、未来も絶対にハッピーにちがいない!
Kanonのミッションである「人々が心地よい選択のできる世界をつくる」をまずは自分自身が体現していこうと思う。
いつも、ありがとう。