長文が苦手な人へ: ディスコースマーカーで論理的に内容を推測しよう!
英語の長文を読むのが苦手な人〜〜〜!
と聞いたら、ほとんどの人が手を上げそうですね。笑
長文が読めないのにはいくつか原因があります。
分からない単語が多かったり、文法が分からなかったり、背景知識が足りなかったり…。
ただ、いくら単語帳を完璧に覚えても、受験や書籍や実生活などでは、知らない単語に出くわすことは多々あります。
でも、そこで諦めて試合終了…!とはしたくないですよね。
そこで今回は、それを補うための方法を解説したいと思います!
ディスコースマーカーを使って、論理的に内容を推測する
ディスコースマーカー(Discourse Markers)とは、文と文をつなぐ言葉のことです。
しかし(but)、そして(and)、なぜなら(because)などがそれに当たります。
これらに着目することで、分からない部分があっても、文意を推測することができ、文章を早く読めるようになります。
例を見てみましょう。
まず、ディスコースマーカーがないとどうなるでしょう?
私はナスが嫌いです。
花子ちゃんは…
「花子ちゃんは…」に続く文章は、これだけでは予測できないですよね。
「花子ちゃんはトマトが嫌いです。」かもしれないし、「花子ちゃんは私よりも遥かにナスが嫌いです。」かもしれません。
では、ディスコースマーカーがあるとどうなるでしょう?
私はナスが嫌いです。
でも花子ちゃんは…
今回は「でも」という逆接の意味のディスコースマーカーがあります。
この文章を見たら、なんとなく「でも花子ちゃんはナスが好きです。」と続きそうな気がしますよね。
お分かりの方も多いと思いますが、「でも」(英語で言う "but" )は、前後の文の意味が「逆になる」ことを表しています。
なのでこの場合は、後ろの文章が「ナスが嫌い」の逆の意味になる、つまり「ナスが好き」という意味だと推測できるのです。
内容を推測できると、読むスピードも上がる
このように、論理関係から考えて内容を推測することができると、分からない単語が出てきても、文章を読み進めることができます。
また、さらに大きいメリットとして、文章を全て読まずとも内容を推測できるので、読むスピードがグッと上がります!
先程の文章をもう一度見てみましょう。
でも花子ちゃんはナスが好きです。→15文字
でも花子ちゃんは… →8文字
ディスコースマーカーを使って意味を推測した場合、読む量が約半分になっていることが分かると思います。
今回は逆接の「でも(but)」を取り上げましたが、他にもたくさんの単語が使われています。
「ディスコースマーカー」で調べると例が出てくるので、気になった方は調べてみてください!
終わりに
今回は長文を速く、正確に読むために、「ディスコースマーカー」を使って後続の内容を推測する方法を解説しました。
この方法を使うと、以下のようなメリットがあります。
■メリット
1. 分からない単語があっても、文章を読み進められる!
2. 読む量が減るので、文章を読むスピードが上がる!
長文を読むのが苦手な方の助けになればうれしいです(^ ^
Have a nice day! :)