訪問看護師の日常(年末編)
こんにちは!
訪問看護ステーションlifeで看護師をしている田代さとみです!
最近、音速でお肌の奥の奥まで良い成分が浸透するという目元専用の美容クリームを手に入れました。「音速で?それはすごい速さですね」(あの、カミナリのピカピカとゴロゴロの時間差みたいな現象のことですよね?)となって値段も見ないで買ってレジで驚いたのですが、今書きながら思ったけど光の速度と勘違いしていたし、浸透速度がそんなに速い必要があるのかどうか…
とりあえず、塗布範囲は目元にとどまらず日々拡大し、だいたい顔全体に塗っております。
わたしの近況はさておき、lifeの近況をご紹介いたします。
lifeでは、今月に入ってようやくちょーさんとこっしーの歓迎会を開催することができました。
(lifeでは新しいスタッフに愛称を命名する慣わしがあります)
当日、わたしは別の勉強会が入っていて途中から参加したのですが、大変盛り上がっていました。「ごめんね着いたよー」とお店に入ったら「キターー!!」と迎えてもらえて素直に嬉しかった。ほんとに明るくていい人ばかりで、出会えたことに感謝しています。
life恒例のあみだくじでの役割分担、レク係によるお絵描き伝言ゲーム、プレゼント交換、かなちゃんへの誕生日プレゼント贈呈、代表からしんのすけへ頑張ったで賞授与などなど盛りだくさん。
しんのすけ、泣いてたな…。
かなちゃんとしんのすけとわたしの3人で訪問していた頃…
とにかく3人とも必死で、一生懸命でした。(今もだけどね)
あの日々があったら、今があると思っています。
わたしにとって、とっても大切な日々。
あの時の経験が、この先挫けそうになった時に、必ず力になってくれると思っています。
店長さんのご好意で途中からはお店を貸切にしてくださり、(うるさかったから…?)式次第に合わせて選曲までしてくれて。
帰る時には一人一人にホッカイロを持たせてくれるという心遣い。
「好きです!」となりました。
胸いっぱいでお料理がほとんど食べられなかったのが心残りです…また行きたい。
笑いあり涙あり、年末らしい、良い時間でした。
lifeは11月まで怒涛の日々でしたが、おかげさまで12月も充実していました。
12月30日までが営業日で、その後の年末年始も看護師は毎日稼働します。
守りたい利用者さんがいること、訪問させていただけるお家があることは、本当にありがたいことです。
11月はお別れが続きさみしい思いもしましたが、今月に入ってから嬉しい出会いもたくさんありました。
新規依頼が続いた時のわたしはどうなっているか。
まず、喜んでいます。
そして、情報が錯綜しています。
机が書類でカオスになり始めたら危険信号なので、できるだけ整理してから帰るように努めます。
(今月に入り、愛用していたハニサックというハニワ型の指サックを紛失して、ちょっぴり悲しんでいます。とにかく指先が乾燥している。)
月末に初回訪問や会議が続くと他の月末業務も相まって頭が常にON状態になり、やたらとエネルギーを消耗するので、たびたびお腹が空いた状態に陥ります。
たまに無口になるのは、お腹が空いているせいです。
夜はなかなか寝付けなくなります。
しかし、この新しい出会いは訪問看護の楽しみの一つでもあります。
同じ病気の人はいても、同じ暮らしをしている人は1人もいません。
そこに驚きと感動がある。
唯一無二の暮らしといのちと出会うことは、新しい価値観との出会いでもあります。
そこでどんな看護、リハビリができるのか。
lifeならどうするか、貢献とは何か、思考を巡らせて利用者さんや仲間たちと創り上げることにいのちを燃やしているわけです。メラメラ。
つまり、年末と言っても、いつもと変わらずlife中心の過ごし方をしている、というのが結論です。
どんな時でも人々の暮らしは続いており、それを支える訪問看護の仕事も続いています。
私たちlifeは、伴走者であり続けます。
2023年はスタッフをはじめ、たくさんの出会いに恵まれた年になりました。
2024年、lifeはさらに成長します。
皆さんの力をおかりしながら、自分たちの魂も磨きながら、引き続きみなさまの暮らしといのちに貢献したい所存です。
2024年もどうぞよろしくお願いいたします!
ここからは田代さとみとしての2023年の振り返りをしたいと思います。
お時間がある方や、わたしって1年間何してたのかしらと思っている方や、わたしの動向に興味がある方は読んでみてください。
2023年のわたしのテーマは「自分軸」「人生を楽しもう」でした。
文字を入れた待ち受けを作って、スマホを手に取るたびに目に入るようにしていました。
テーマの通り、今年は自分軸を定めるべく、自己理解を深めました。
判断に迷った時は、自分が楽しいと思える方を選んできました。
先が見えなくて不安で震えていた去年の今頃を思うと、1年間よく頑張ったし、思考も行動も変化したなぁとしみじみします。
実際に手帳を振り返ると、人生の大半を仕事に投資していました。
上半期までは管理者としての苦悩がちょこちょこ綴られています。
かなしい、つらい、くやしい、休みたい、その隣に、頑張りたい、貢献したい、幸せになりたい、幸せにしたい、と、おやおや情緒は大丈夫かい?となるような記録が赤裸々に…(日記も兼ねているので仕方ない)
他にも細かく振り返ると、けっこう色々頑張っていたことに気づく。
まず、本を読んでいる。
目や耳に入ってきて気になったフレーズや言葉を書き写す習性があるので、手帳やノートのあちこちに、その時々の自分を支えてくれた言葉が残っています。
致知という雑誌からは、リーダーとしての在り方や人間力を高めるためにどうするべきかを学ぶことが多かったです。(はい真面目)
本のなかで特に影響を受けたのが、熊平美香さんの「リフレクション」と梅田悟司さんの「きみの人生に作戦名を。」です。
ワークにも取り組み、自分と真剣に向き合ってきました。
(誰に頼まれた訳でもないのにとにかく真剣なのである)
星渉さんの神時間力出版記念講演会に行ったことも良い経験でした。
(塙家との大人旅が最高に楽しかった)
様々な知識や、知識を持つ人に触れると、自己理解こそ最大の学びであり、幸せへの近道であるように思います。
自分ほど難解で面白い対象はないと思うし、そんな自分と向き合う経験は、相手を理解しようとするときにとても役に立ちます。
「相手の中に自分を見る」そんな感覚が、すこーしずつわかってきたように思います。
管理業務に関しては、正直、まだよくわかりません。
ただ、わたしがlifeの最初の窓口であること。
その役割を果たすべく試行錯誤してきました。
わかったことは、人に見えない仕事がとっても大事である、ということ。
見える仕事は見えない仕事に支えられて成り立っています。
だから、その見えない仕事も仕事としてちゃんと頑張る必要があります。
ちゃんと頑張ると、すぐにではないけれど、必ず成果が得られるという実感があります。これは、2023年で最も大きな学びだったと思います。
具体的には、
仕事するための準備をするための時間をとる、とか
頑張っている姿を見たら感謝を伝える、とか
どんな声で話したら、安心できるかなと考えて工夫する、とか
きっと今頃心配しているだろうから、いっちょ連絡しておこう、とか
書類だけじゃなくて、手書きの手紙を添えてみよう、とか
そろそろ仕事以外の世間話もできそうかな、とか
こういうことに思考を巡らせる。
タイミングを見て行動に移す。
当たり前のようなことだけど、案外これが簡単ではないのです。
人間は慣れていてすぐ手にかかることができる業務に流されてしまいがち。
それに比べるとこれらのことはちょっと面倒だし、やればやるだけ時間とエネルギーが要るし、やったからと言って全てうまくいくかどうかもわからない。
でも、だからこそにちゃんと時間をかけて真剣に取り組むことが大切なのだと思います。
確実な請求、返戻ゼロ、時間厳守、リーダーシップを発揮してみんなを引っ張ることはもちろん大切。
でもそれは、コンピューターや構造、仕組みの工夫でもできること。
相手のことを想像して、自分の奥底にある優しさを最大化させて行動に移す、この目に見えにくい作業は、きっと、わたしが人間だからできるんじゃないのかなぁと思います。
「頼りないとこもあるけど、lifeの管理者、いいヤツだよね!」と思ってもらえるような人に、わたしはなりたいです。
それに面白いよね!と思ってもらえたらなお嬉しいです。
あとは、なんといっても書くことに支えられた1年間でした。
手帳は書けない日もあったけど、下半期は方眼ノートもけっこう書いたし、月1回のnoteとlife通信は地道に続けてきました。
リフレクションの認知の4点セットを使って自分の経験を書き出してみると、感情と価値観は深く繋がっていることがわかります。
全く違うように見える事象が同じ価値観で繋がっていたり。
対立していると思っていた相手と自分との間に、実は共通する価値観があることに気づいたり。
ネガティブな感情は願いの裏返しであることも学びました。
もう死んでしまいたい、という絶望感と、もっと生きたい、という希望は表裏一体。
それと同じ。
だから、自分の感情を丁寧に扱う。
まるで親友の悩みを聴くみたいに、自分の声を聴く。
なんてことない1日だったとしても、書きながら振り返るとけっこう頑張っている自分に気がつくことがあります。
書く効用って、想像以上だと思います。
noteやlife通信を読んでくださる方を想像することも楽しいし、
書くことで励まされているのは何よりも自分自身です。
感想をいただくと、あ、届いたんだなと、素直に嬉しくなります。
書いて、発信してみて、初めてわかったことです。
挑戦してみてよかったです。
2024年のわたしは、さらなる変化と成長を目指します。
そしてもっと軽やかに人生を楽しみたいと思っています。
テーマは「新」
自分軸と、自分の言葉があれば、恐れることはそんなに多くないことがわかってきました。
新しい出会いと新しい経験を重ねて、人生をアップデートしていきたいと思います!
ふんふん!(気合いを入れている様子)
おわりに
真面目すぎて胸焼けしそうな内容かしら…でもわたし的には納得しています。
なんせ今回は方眼ノート書いた後にこのnote書いてます。
ほんとによく書くもんだ。
でも、年末年始って、こういうこと考えてる人、いると思う。
わたしのスケジュールについては、年末は実績チェックを頑張って、
元旦はお仕事なのですが、年が明けたら箱根駅伝を見て胸を熱くしたり、明るいうちからビールを飲んだりして、好きな人たちと一緒にのんびり過ごしたいと思っています。誰も聞いてないか。
(夫は手打ちそばを打つらしいです。なんせ久留米公民館の蕎麦打ち教室に通って習っていたからね!)
いつも読んでくださっているあなたも、初めて読んでくださったあなたも、
本当にありがとうございます。
何者でもないわたしのありふれた日常から何かを受け取ってもらえたら嬉しいです。
わたしは、生きる意味や喜びは、誰の中にもあると信じています。
すぐに見つからなくてもいいし、見つからないからといって絶望しなくてもいいとも思っています。
大丈夫。
2024年はきっともっと素晴らしい1年になります!
今日も頑張るわたしとあなたに幸あれ〜!