めんどくせぇクリスマス2022 🍎と愉快な仲間たち 〜クリスマス編〜(5)
まだまだ続くアメリカクリスマス事情諸々を自分自身の進捗報告も兼ねて数回にわけて書いく怠惰人のクリスマス記事。
➽🎄その1はこちら。私がひたすらぼやいている記事。
➽🎄その2はこちら。金、金いってていやらしい記事。
➽🎄その3はこちら。ダサもさいクリスマスセーターの記事。
➽🎄その4はこちら。改めて調べたアメリカの伝統的クリスマスと映画Elf
さて、いよいよクリスマス当日までたったの3日になってしまった。ここにきて、大雪警報まででちゃっている。23日、気温摂氏13℃なのに、その日は大雪。そして翌日イブの気温よ!マイナス5℃。一気に冷えるどころの話じゃねぇ!
一日やそこいらで気温差が18度とか意味がわからない。天候までもが私のやる気を削いでいく。雨が夜更け過ぎに雪へと変わるどころの話ではない。達郎。雨から雪嵐やぞ!大都会の親戚たちは来ることができるのであろうか。
ちなみにその3で、Ugly Sweatersの写真を取ろうと意気込んでいた仕事のクリスマスパーティであるが、それも大雪のため中止であったのである。あんなに頑張ってクリスマスプレゼント用意したのにwwwwまさかの年明けお渡し。赤子ブランケットもあんなに頑張ったのに赤子、日本に帰省の旅で新年お渡し。くぅ。私ってこういう星の元に生まれてるんだと思う。一生懸命やってできたよぉって思って肩透かし的な。
というわけで今回は、クリスマスデザートなぞの話。今回は歴史の蘊蓄も少しばかり交えてみる。こうしてNoteを書くことで現実逃避しているので今日も無駄に6千字。
日本のクリスマスは、当然のようにホールケーキであるが、こちらではホールケーキは見かけない。こちらをご紹介いたしたい。Japan's Beloved Christmas Cake Isn't About Christmas At All (日本で愛されているクリスマスケーキは、クリスマスには全然関係ねぇよ!)こちらの記事によると
17世紀の日本といえば、1615年大阪の陣で家康が豊臣家を倒し、日本では江戸時代の初期・前期にあたるわけで。ケーキって歴史が古いのね。日本にクリスマスが伝わったのは16世紀頃だといわれており、イエズス会の宣教師たちが持ち込んできたことが日本のクリスマスの始まりです。 周防の国(山口県)にやってきたフランシスコ・ザビエルがミサを行ったことが起源だといわれています、らしいのでクリスマスも歴史は古い。ゆーて砂糖を餌に長崎で不平等な貿易やってたのにね!欧州人!ちなみにアメリカはその頃は植民地時代。
日本では社会情勢、政策により消えたりする時期もあるクリスマスだが今回の記事を書くにあたりTraditional Christmas でぐぐってたら、It wasn’t until the 19th century that Americans began to embrace Christmas. Americans re-invented Christmas, and changed it from a raucous carnival holiday into a family-centered day of peace and nostalgia.なんてある。アメリカは19世紀になるまで(あるにはあったんだろうけど)こんな大盛りあがりではなかったらしい。ということは、クリスマス、実は日本の方が古くから祝われていたという驚愕の事実。やっぱ短いよねぇ、アメリカの歴史って。NYが州として成立したのなんて1788年だもの。
上記引用記事は面白いが、案の定、25日をすぎると安売りされるので婚期をのがした女性=25うんぬんってのと、KFCフライドチキンを食べるってのも書かれてる。これはもう近年におけるアメリカ人が見た日本のステレオタイプなクリスマス、とするべきであると思うよ!私は!特に婚期うんぬんの。今どき、もう言わなくないか?
ともあれ、アメリカクリスマスはそもそもクリスマスケーキを食べない。強いて言えば、カップケーキは見かける。カップケーキは作るし、食べる。もちのろんで、アメリカ名物毒々しい色のクリームのあれ。
ほんじゃなにかっていうと、やはりパイとクッキー。料理もデザートもサンクスギビングとほぼほぼ同じである。アップルパイ、パンプキンパイ、スイートポテトパイなど。あと、前回の記事でお伝えしたアメリカにおける伝統クリスマスの過ごし方でも堂々ランクインしていたクリスマスクッキーを焼く、あれである。おっそろしい種類の、偶にものすごく意味のわからないクッキーのレシピがぞろぞろ出てくる。
クリスマス特有といえば、エッグノックくらいではなかろうか。Classic Holiday Drinkとされるくっそ甘い飲み物である。卵に牛乳、クリーム、ナツメグやヴァニラのスパイスを入れ、お好みでラム、ウイスキー、ブランデーなぞを加えた飲み物。ただでさえ喉が焼ききれそうに甘い飲み物に写真のようにクリームを乗っける。好きな人は大好きなようだが、私は甘いものと牛乳が嫌いなのでちっともその良さがわからない。
え、でもシナモン、ナツメグって同じようなことを言ってたよな、サンクスギビングでもさ!スパイスあればいいんかな!
で、クリームといえば、アメリカにはこのような缶入りホイップクリームやタッパー状のものに入ったクリームが売られているのだが、これはクリスマス・感謝祭におけるMUSTアイテムである。あ、もちろん、普通に日本で売っているような、紙パックに入ったものを自分で泡立てるものもおっそろしい種類が販売されている。
エッグノックだけではなく、パイなぞにもこいつをモリモリ添えて食すのだが。この缶入りクリーム。なんとNY州では購入時にIDを提示せねば買えない。詳しくは引用の記事にあるが、この缶入りのクリームでハイになる人々が存在するためである。
クリームそのものではなく、この缶に詰まっているガスを吸ってハイになるんである。すごいよねぇ、ほんと。ハイになりたい人々の謎の賢さ、これをなにか別のものに応用できれば、アメリカはきっとすごい国になるよ!(真顔)
あ、あと私は常々物申したいことがあったのだ。アイスにしろ、こういうクリームにしろ日本の記事で紹介されるときって、「バケツみたいなサイズで売ってる」と表記されるし、そういう写真が多いと思うのだが。正しくは「バケツみたいなサイズも売ってる」というだけである。
よく例えにでるハーゲンダッツのアイスだってちゃんと102gサイズのものが売っている。
コストコだとかWhole Saleのお店で買うものは大容量であるが、すべてがアホみたいに大きいわけではない。ここに上げたクリームも8オンス。226gである。アメリカ=阿呆みたいにデカい、たしかにそういうものはいっぱいあるが、それがすべてというわけではない。何故か日本のサイトでみるアメリカ=なんでもかんでもバケツサイズ!みたいな記事に微かな苛立ちを感じる私である。大げさなんじゃぁみたいな。大きいサイズもあれば、普通サイズもあるし、小さいサイズもちゃんと普通に売っているのである。
また話がそれた。親族大集合のクリスマスでは、甘いものが主食である近所のおばがデザートはカバーするといっていたので、今年は作らないが、焼いたんすわ。もりもり焼いたんすわ、クッキーとか!そういうのを!というわけで私の工場長業務をご覧いただきたい。工場長とはいえ、従業員は私一人と、おこぼれを狙う犬が3匹だけである(もちろん、犬用クッキーも作るわけだが)¿Quieres trabajar mi fábrica de galletas? 私のクッキー工場で働くかい?とスペイン語で夫をリクルートしたが、Noと言われた。
🍪型抜き系のクッキー
🍪スノーマンメレンゲクッキー
🍪マドレーヌ、ホリデー仕様
🍪ラムレーズンパウンドケーキ
🍪ラムレーズンサンドクッキー
こいつの大活躍である。こいつ。近所のおばに唐突にもろたスタンドミキサー。ちなみに近所のおばの家にも相変わらずデコレーションとして飾られている。当然のことながら未使用(詳細は以下の記事)
計画。
🍪12月21日:サンドクッキーの生地を作る(翌日焼くため)、型抜きクッキーの生地大量制作(クリスマス当日用に冷凍保存)
🍪12月22日:上記のリストのものをすべて作る。缶に詰める。ラッピングする。夫職場用。子供たちと職場同僚へ。
🍪12月23日:夫アルゴ仕事納めー職場の人用ギフト。再度、サンドクッキーの生地を作る(翌日焼くため)ラムレーズンパウンドケーキを焼く(寝かしたほうがうまいのです)ちなみに私は23日は休みをとってある。どうせ食材の買い出しや掃除が終了しないことを見越しての有給申請である。そしてその判断は正しかったのである。この日に七面鳥を捌いたり、料理の下準備を終わらせておく。
🍪12月24日:上記のリストのものを再度、焼く。焼きまくる。当日は料理でオーブンがフル回転ゆえ。親族集まり用、友人宅、ご近所へのお届け分。
ラムレーズンはしばらく前から仕込んである。さっと湯に通して表面のワックスを取ったレーズンにスパイスをもりもり入れ(シナモン、クローブ、ナツメグ、ジンジャー)どぽどぽとダークラムに浸す。
というわけで、こちら、前半戦の進捗レポートである。12/21-22クッキー工場長 (gerente de la fábrica de galletas)による作品。
同じことを!また23ー24日にやるのだ!繰り返し、繰り返し言っているが、やらなきゃ別にやらなくていいのだけど。私の性格というか、サガというか。どうせやるなら全力で、という謎のスイッチが入っているのだ。めんどくせぇと言いながら!自分のばか!
次回はいよいよ真打ち。というか、そもそもこの料理作成レポートを書きたいという思いつきでこのめんどくせぇクリスマスの記事を書き始めたのである。七面鳥料理レポート(再び登場。日本ではちっとも使えないレシピ)解体作業の写真とかじゃんじゃん入れていくから、グロ注意だよ!
ちなみにこちらは、七面鳥の丸揚げという日本ではちっとも使えないレシピ第一弾である。
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