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私が夫にnoteを見せない理由

夫婦円満のため、夫にnoteは見せていません。
べつに夫の愚痴を書いているわけではなく、単純に好みの問題です。

夫は、私の描く絵を「好き」と言ってくれます。が、私の書く文章について、その言葉をもらったことはありません。

夫曰く「好みの問題」だそうで。それは例えるなら、夫は濃厚こってりな味噌ラーメンが好きだが、私はあっさり塩味が好きであるという違い。そういうことらしいです。

書いている私からしたら、一番身近に求めているのは「ファン」なのです。夫にはファンであってほしくて、批評家を求めてはいません。ダメ出しを聞きたいのではなく、褒めてほしい。私が書くものを「好き」と言ってほしいのです。
けれど、好みが違うのならば無理は言えません。嘘で褒めてもらったところで、お互いに苦痛でしかないからです。

私も、読んでいて苦手だなと思う読み物はあるので、夫の言いたいことも分かります。そうすると、分かりたくないことも分かるというか、余計に辛く感じてしまう。考えすぎなのだろうとは思うのですが、ちょっと寂しい。甘いなあとは思いますが、家族にくらいは甘えたいというワガママです。

「好きじゃない」は「嫌い」ではない、とはいえ、「興味はない」ということ。そちらの方が悲しい。いや、興味はあるよ、といっても、でも好きじゃないじゃないかと堂々巡り。
もうこれは肌に合わない、でいいのではないか。

そして、文章のこだわりが夫婦それぞれにあることにより、議論が喧嘩へ発展します。家族の甘えゆえか、つい言いすぎてしまう。喧嘩をした後の自己嫌悪。モチベーションが下がる、という悪循環。

書き続けていく不安。もうこんなの意味ないのでは? というマイナス思考にどんどん落ちていくこともあるなか、それでも、と思って書き続けている。
そこへ身近な人と衝突したらもう、虚しい、しか残りません。

だから見せません。夫婦の平和のために。

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