はじめの一歩の式
4/5は娘の入園式、はじめの一歩の式だった。手作りのコサージュと式次第を手渡され、森の中で子どもたちの可愛い歌声と先生のアコーディオン、母たちのギターや笛が響く心暖かい式。
娘は年少のひとつ下の「くりさん」で入園。
娘は式中、入場して席に着くと長靴を脱いで靴下を脱ぎ、そしてしばらくすると、履きたいと言って履き、今度はあっちに行きたい!新入園児の半分以上は途中席をはずしていたけど、先生はいいですよ〜と暖かい声をかけてくれる。
息子はいつの間にやら年長の「まつぼさん」!
どんぐり→くるみ→まつぼっくり
先生たちの暖かい見守りの中、森でやりたい事をやりたいだけでやって過ごすうちに、息子の癇癪もすっかりなくなった。どんぐりさんのころは1人で虫取りをする事が多かったけれど、今はお友達と遊ぶ楽しさ、遊びを作り出す楽しさを知り、毎日楽しく通っている。
3歳時検診後の診察で、発達障害グレーゾーンと言われたときや、幼稚園でなかなかお友達の輪に入って行かなかったとき、そのことがすごく気になって、心配していた。社会性を身につけて欲しいと思っていた。(この頃の息子の名言は「大人の女がいい!」笑。お母さんか先生がいいって事だったんだと思うけど!)
でもそんな心配は全くいらないもので、こうでなければ、こうしなけばという固定概念や社会のルール、というかわたしの勝手な思い込みをわたしが子どもに押し付けようとしていただけで、その時の私は息子の良いところ、個性を尊重して信じてあげられていなかった。
でも不安や心配の中にいると、なかなか気づけないのかもしれない。こどもが森の園での生活の中で成長した事で気づけた事。先生たちやお友達が、息子のやりたいタイミングを待ってくれて、気持ちを汲んでくれて、良いところを沢山みつけてくれて、そして少しずつ友達と遊ぶことの楽しさに気づかせてくれたから。
やっぱりどんな悩みも、ステージを上げて行くことで、悩みが学びに変わって行くのだと思った。そして、子どもの成長は本当に目まぐるしくて、一瞬一瞬をもっと大切にして行きたいと改めて思った!
Authentic Journeyで教えてもらった「優れるな!異なれ!」子どもに言うにはなかなか勇気がいる言葉かもしれないけど、息子らしさ、娘らしさを磨いて成長していって欲しいと思う。
わたしも子どもたちを見習って日々成長していきたい。