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味変なんて...。

出来上がって提出された飲食物を、調味料などを用いて味わいを変えることを、"味変"という。

マイマヨネーズや、マイ醤油のように個々の味好みによって、調味料を持ち運んでまで調整して楽しむ強者もいる。

その上、最近では味変を促して食べさせる飲食店もある。

味の答えは、消費者に任せるといった個々を大切にする個人主義思考が飲食にもやってきたというところか。

この世で楽しまれる味変だが、残念なことに私は楽しむ資格を、味覚が持ち合わせていないようなのだ。

まだ人付き合いが浅い中だとよく聞かれる質問に〖食べられないものとかある?〗というのがある。

私は、この質問に答えを出すことが困難だ。

なぜなら、嫌いな食べものがなく何でもよく食べる。

ほんとによく色々と食べて、内臓系、香草類、昔に実家でたまに出されたイナゴも食べれる。

それがゆえに、逆に突出して好きな食べ物もないのである。

そんな、食へのこだわりが低い中でも
なにか自分が貫いているものはないかと客観的に見てみた。

すると、気がついたのが味変をしないということだった。

お寿司には醤油は付けなくても食べれる。
餃子にはタレを付けないでもいい。
揚げ物へのソースはいらない。

実際に、私は調味料の消費が著しく遅い。
今残っている食卓塩も2年ものだ。

結論、出されたときの味が一番美味しいと思っちゃう単純明快な人間なのだ。

それに、家庭で作るならまだしも
飲食店でプロとして料理を提供してくださるのなら
美味しく仕上がった調味料を後で自ら付けないでいい正解の味の状態で出してくれたらと、思ってしまう。

ただ、そこが難しさなのだとも思う。

私の味覚が単純シンプルであれば、繊細にひと口を大事にする人、調味料の味だけが全ての人がいる。

味は食で、食は味ですね。

味変が解る食通になったら、美味しんぼのように生活をしたいものですね。

ちなみに今は、白子が食べたい。

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