2019年 東海・関東横断旅_2日目
この旅、初日編はコチラから↓
「純喫茶のい」でモーニング
2日目の朝は、静岡市内にある「純喫茶のい」でスタート。
喫茶店が大好きなので、今回の静岡旅でどうしても行きたかった場所のひとつです。
商店街の中にひっそりと佇む渋めで控えめの店構え。
店内もかなり雰囲気良しで、入店の時から楽しみでソワソワしていました。
「純喫茶のい」モーニングセット、コーヒーの値段にプラス120円で、ハムエッグホットサンドが付いてきました。
そして、フルーツサンドとカフェオレも注文。
コーヒーもサンドも全てとても美味しいく、オリジナルのカップ&ソーサもたまらない可愛さでした。
朝から大興奮してしまった、静岡の素敵な喫茶店。
静岡に行く際は必ず再訪したいお店です。
インスタグラムのフォローワーの方からメッセージで、店名「のい」の由来を教わりました。
「純喫茶のい」は、以前の「リーベ」という喫茶店だったそう。(ドイツ語で愛を意味する)そのお店から店舗を引き継ぎ、新しく始めたのでドイツ語で、「新しい」を意味する「ノイ」にされたそうです。
杉本博司 監修「MOA美術館」
静岡駅から特急に乗り、熱海駅へ。
2017年に杉本博司さんが改修を手がけたばかりのMOA美術館を目指しました。
熱海の高台に位置する美術館は200m続く7つのエスカレーターを上がってようやく展示室にたどり着く。
なんと4館フロア内には能楽堂もあり、定期演能会が催されているそう。
まだ展示室見ていないのに既にMOAの壮大なスケールは想像以上!
フロアに置かれた名作椅子を見つける度、座り撮影していくのでなかなか進まず・・
館内へ入ると幅32mのガラス窓が広がり、目の前には伊豆山と相模灘が見え見え、天気の良いは遠くに浮かぶ伊豆大島を眺めることもできるそうです。
ベンチの脚に使われているガラスはカメラのレンズに使われる素材で、このような杉本博司さんのこだわりが随所に見られました。
美術館となりには茶の庭が併設され、全て見るには半日はかかるかもしれないくらい、スケールの大きさに圧倒されました。
2日目もスケジュールが詰まっているので、美術館を出てからすぐローカルバスに乗って熱海駅へ移動しました。
無事に時間通り「熱海駅」到着!
JR「根府川駅」の待合室で昼食タイム
ここからは静岡旅から神奈川旅へ。
熱海から東海道線に乗り、2日目の最大の目的地最寄駅の「根府川駅」へ。 隣駅の真鶴は数年前訪れたけれど、根府川は初めて!
電車降りた瞬間目の前には相模湾が広がり、あまりの美しい光景に感動しました。
ブルーグリーンの小さな無人駅舎は、とても可愛らしくノスタルジック。
ふと線路内を見下ろすと山から降りてきたであろう野生の猿2匹発見!
そして私は改札口からも海が見える根府川駅のファンになりました。
静岡駅のキオスクで電車の出発2分前に滑り込みで購入した「東海軒のサンドイッチ」
時間がないので、このサンドイッチを次なる目的地「根府川駅」の待合室で、熱海で買ってきたおかずやらなんやらと一緒に昼食としていただきました。
杉本博司さんが構想・建設10年をかけた「江之浦測候所」
根府川駅から予約制のシャトルバスで約10分。
たった10分の間に景色がぐんぐんと絶景に変わりゆき、えー!こんな高い所まで行けるの?っていう位の場所に江之浦測候所はありました。
まずは、受付付近の写真から。
ここだけで十分感動したのに、まだまだこの先に素晴らしい作品や施設が続きます。
かつてミカン畑だった11500坪の広大な急斜面の高台に、杉本博司さんが構想10年、建設10年かけて作り上げた「江之浦測候所」。
2017年にオープンしたばかりの新しいアート施設、いつか行きたい!と思いを募らせようやく2年越しで願い叶いました。
江之浦測候所のテーマ「人類とアートの起源」。
人は生活の原点として春分、夏至、秋分、冬至など季節の節目を意識して生きてきたことを踏まえて、この施設の一部もその節目の太陽の軌道を設定して作られているのが特徴だそうです。
言葉にできない感動が待っていました。
遠くに小さく光と海が見え、ここからドキドキがスタート。
その先はどうなるの?ここはどこと繋がっているの?
などなど、大人がまるで子どものように無邪気にはしゃいでしまうそんな空間。
江の浦の美しい自然を借景に、杉本博司さんの壮大なアートを五感で味わうことができる唯一無二の場所。
雑誌やインスタで江之浦測候所の写真はよく見ていたのですが、これぞまさしく百聞は一見に如かず。
頭の中で描いていたものとは全く異なるものであり、全てが覆されました。
完全予約制、2時間制限の鑑賞などハードル高めですが、それでもやはり現地に来て良かった、と5年経った今もあの日感じた心が満ちるよろこびが忘れられません。
芦ノ湖が目の前に広がる「箱根ホテル」
2日目の宿は芦ノ湖が目の前にドーンと広がる「箱根ホテル」。
「富士屋ホテル」系列ということで、クラシックな内装と落ち着いた雰囲気が最高に心地よい宿でした。
3m近くある高い天井と窓はとてつもなく開放感があり、部屋で話してると声が室内で響く程。
お部屋の窓から見えるこの芦ノ湖の風景が贅沢過ぎて珍しくどこにも出掛けずしばし、ぼっーと眺めていました。
ホテルでしばらく休んだあと、最寄りの定食屋さんへ出かけ夕飯を頂きました。
2日目も大変充実した旅となり、ぐっすり就寝。