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2023夏 熊本旅「熊本地震震災ミュージアムKIOKU」

2023年7月にオープンした「熊本地震震災ミュージアムKIOKU」。

震災ミュージアムがオープンした昨年7月15日の午前中に訪れ、ミュージアムそして旧東海大学阿蘇キャンパスを見学させていただきました。

震災ミュージアムが建つ場所は標高が高く、真夏日にも関わらず半袖は少し寒いくらいの気温が印象的。

建物を設計されたo+hの方々の説明を聞き、阿蘇の山並みを眺めながら見学をし、震災の日を思い出しました。

「展示室の中で自身のことを学び、そして展示室の外に出ると阿蘇の風景を感じ、自分自身の考えをまとめる場所となって欲しい」と大西さんが話されていた言葉をメモ。

震災の爪痕が剥き出しのままとなりつつも、それでも堂々と聳え立つ阿蘇山の持つパワーと、自然の脅威を同時に館内の大きなガラス窓から感じることができます。

建物の背景となる阿蘇の山並みに連なるような造形は、その場所に違和感なく佇んでいました。

午前中は生憎の曇天でしたが、見学会が終わる頃には夏空が一瞬戻った隙に元キャンパスだった建物を撮影。

自然界の中で生きていることを改めて実感させられる、自然災害。時には人々に癒しや力を与えてくれる存在でもあり、予期せぬ災害ともなる「自然」に対してどう向き合うか、そして災害が発生した時にどうやって乗り越えていくか。そんなことも考える時間となりました。熊本地震発生時、私が住む福岡市内でもこれまでにない大きな揺れを体験し、眠れない夜を過ごしたことを今でも鮮明に覚えているけれど、月日が経過してそんな感覚を忘れないためにも、ここに記すことにしました。

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