御朱印の失敗談

これまで多くの寺社で御朱印を頂きましたが当然ながら失敗談もあります。以前に書いた話の中では失敗と言える程の話かはわかりませんが、12月に赤穂浪士の菩提寺である泉岳寺に行ったところ無茶混みで御朱印は2時間待ちとか言われて諦めたことがありました。また前回書いた秋田市でも失敗がありました。佐竹氏の菩提寺の天徳寺ですが、最初に行ったときには前回書いた通りタクシーで行きましたが、親切なタクシーの運転手さんが参拝している間は料金メーターを止めて待っていてくれるとのことでしたのでお言葉に甘えて待って貰うことにしました。そう大きなお寺でもないのでそんなに時間は掛からないだろう、と思いましたが本堂までもそれなりの距離を歩くし気にしていると結構な時間が掛かっているのがわかります。運転手さんには「30分も掛からないですよ」などと気楽に言っておきましたが、実際に参拝して御朱印を頂くだけでも30分ではカツカツでした。本堂で参拝して御朱印を頂き、慌ててタクシーに戻ったところ30分を過ぎていました。そんなことがあったのでその次に行ったときには天徳寺をもっとゆっくり拝観したいと思い。タクシーは天徳寺で一旦返して参拝を終えたら呼ぶということにしました。そして天徳寺に辿り着いたところ、何と天徳寺は改装工事中で拝観停止になっていました。何とか御本尊の参拝と御朱印だけでも頂けないかと本堂まで行ってみましたがどちらも断られてしまいました。改装工事は大規模なもので歴代藩主の墓所も遠くから眺めることしか出来ず、何の収穫も無いまま帰りのタクシーを呼んで帰る羽目になりました。一回行ったことがあったので事前に全くリサーチしていなかったのが大失敗でした。この失敗があったので、前に書いた淀城の與杼神社に行ったときには事前に電話を入れたというわけです。さてリサーチ不足による失敗はもう1つありました。出張で東京の上野を経由するので、上野の寛永寺に参拝に行って御朱印を頂こうと思いました。寛永寺に行くには国立博物館に沿って奥に回っていけば辿り着ける、といったことくらいを事前に調べていました。未だスマホも持っていない時代で、わかり難い場所なら地図を印刷して行きますが寛永寺は大きいからわかるだろう、と高を括っていました。それで国立博物館に沿って歩き、途中を左に曲がれば良かったのを知らずに真っ直ぐ進んでしまい、突き当たっても社務所らしき場所が見当たらずそこから右手に進みました。そこは結構な広さの墓地でした。墓地の向こうに少し離れて小さな森のような木立が見えたのでそこに行ってみようと思いました。そして広い墓地の中を歩いていると、途中で靴の底が半分剝がれてしまいました。広い墓地のど真ん中でそんなことになり、仕方なく御朱印は諦めて歩き難い底が剝がれそうな靴で駅に向かいました。アメ横で靴屋を見つけて新品の靴で仕事の方は滞りなく済みましたが、お目当ての御朱印が貰えなかった大失敗でした。

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