ご朱印帳と城廻り 2

和歌山市に出張に行ったときには、出張先の和歌山市街地周辺には大きな寺社も無いようで、足を延ばせば御朱印の名所も多い和歌山ですがそこまで時間が無かったのでとりあえずそのときには御朱印は諦めて和歌山城を見学するだけという予定でした。真夏の暑い時期でしたが公園になっている和歌山城の敷地をあちこち歩き廻って、城郭内にある神社に辿り着きました。和歌山県護国神社という神社でしたが、事前にチェックしていたのかは記憶にありませんが、そう大きな神社ではなかったので御朱印を頂けるとは思っていませんでした。しかし参拝して、本殿の正面右手にある社務所に行くと神主さん夫婦が常駐しているようで、そこで御朱印を頂くことが出来ました。御朱印には「和歌山県護国神社」と記載されて、和歌山に行った良い記念になりました。因みに和歌山城は、私はこれまで見た中でも上位に入る良い雰囲気の城でした。天守閣は戦災で焼けて復興したもので鉄筋コンクリート造りの資料館のような感じですがこれも良い佇まいでした。城を見学していて思わず御朱印を頂いたことと言えば秋田県秋田市の久保田城もありました。秋田市に出張するのは時間が掛かり移動日に1日当てられるため、早目に行けば観光の時間を充分に確保できます。それで秋田駅からも近い久保田城跡を散策しました。久保田城には天守閣は残っていないようですが、御隅櫓という、小城の天守閣に近いような規模の建物があります。それも鉄筋コンクリートの資料館で入場料を払って中を見学できます。周囲の敷地はやはり公園になっていますが、奥の方に彌高神社という神社がありました。そこには神主さんが常駐していて御朱印を頂くことが出来ました。更に久保田城を散策していると、今度は八幡秋田神社という神社がありました。そこには神主さん一家が居住しているようで、そのお宅でまた御朱印を頂くことが出来ました。1つの城の城郭内に2つも神社があって、どちらにも神主さんが常駐していて両方で御朱印が頂けるというのは珍しい事例ではないでしょうか。秋田市では天徳寺というお寺でも御朱印を頂きました。天徳寺は江戸時代に秋田市を治めていた大名:佐竹氏の菩提寺で、本尊は聖観音菩薩ということで秋田市に行くならここには行かなければ、と思っていました。駅からは少し離れているのでタクシーを使って行きました。秋田市に行ったときには天徳寺しかリサーチしていなかったので、その後に久保田城で2つの神社の御朱印が頂けたのはラッキーでした。秋田市には何度か行きましたが、私が行ったときにはいつも晴れていて、秋田市は天気が良いという印象がありましたが聞くところによると逆に晴れた日は少ないとのことです。他に出張で何度か行った人に聞くと、いつも曇っていて晴れていたことは無い、ということでそれを聞いたときには少し驚きました。たまたま運が良かったのか、いやいや、これも観音菩薩から頂いた御利益の1つと思い、改めて合掌です。

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