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【文化観光拠点施設の大臣認定を受けて考える、鎌倉の未来への可能性】

文化庁と観光庁は、「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律」(文化観光推進法)に基づき、沖縄県の沖縄空手会館など、新たな拠点計画3件と地域計画1件を大臣認定しました。この認定を受けた施設や地域では、それぞれの文化資源を活かし、観光と地域の発展を目指す取り組みが進められます。

このニュースを鎌倉に当てはめて考えると、私たちの街にも文化観光を活性化させる大きな可能性があることがわかります。特に、鎌倉の豊かな歴史や文化、さらには空手道発祥の地 鎌倉円覚寺で生まれた禅と空手道というユニークな資源を活用した「体験型観光」は、訪問者に深い感動を与えるとともに、地域に新たな価値を生み出すことができます。

沖縄空手会館に見る課題と鎌倉の可能性

今回、文化観光拠点施設として認定された沖縄空手会館は、空手道の歴史と文化を世界に発信する拠点です。しかし、この施設に「#鎌倉円覚寺と禅と空手道の縁」が無いことは、空手道と鎌倉の深い関係性を十分に伝えきれていないという課題を浮き彫りにしています。

空手道のルーツは沖縄=沖縄唐手にありますが、鎌倉もまた空手道の精神的背景である禅文化が息づく地です。例えば、「空手に先手なし」という空手道の理念は、禅の教えと深く結びついています。鎌倉の禅寺、特に円覚寺は、こうした精神を体感できる貴重な場所です。この鎌倉と空手道の関係性をより広く伝える活動を進めることで、空手道の国際的な発信に新たな価値を加えることができると考えます。

空手道と鎌倉を結ぶ新たな観光の形

世界には約1億6000万人もの空手道愛好家がいるといわれています。彼らを鎌倉に迎え入れ、禅と空手道のつながりを体験してもらうことで、鎌倉の魅力を新たな視点で共有できます。たとえば、鎌倉での禅体験や円覚寺龍隠庵での空手道稽古会は、訪問者に日本文化の奥深さを伝える貴重な機会となります。

最近も、オーストラリアから訪れた空手道愛好家たちが円覚寺龍隠庵禅空手道稽古会に参加し、日本文化への理解を深めました。このような「学びと体験」を組み合わせた観光の形は、訪問者の満足度を高めるだけでなく、鎌倉の文化資源を再発見し、次世代に継承する役割も果たします。

鎌倉を空手道の国際的な発信拠点に

鎌倉と空手道の関係を世界に伝えるためには、具体的な取り組みが必要です。沖縄空手会館のような施設や取り組みに「鎌倉円覚寺と禅と空手道の縁」の要素を加えられるよう、連携を深めることが重要です。また、鎌倉自身も禅と空手道をテーマにした体験型観光、「#武道ツーリズム」をさらに発展させ、国内外の訪問者にとって魅力的な目的地となるべきです。

シビックプライドが未来をつくる

これらの取り組みを成功させるためには、市民一人ひとりの「シビックプライド」が不可欠です。自分たちの街に誇りを持ち、その魅力を積極的に発信することが、鎌倉の未来をより豊かにする鍵となります。私たち市民が日々の暮らしの中で鎌倉の魅力を再発見し、それを伝える努力を続けることで、鎌倉の文化観光はさらに発展し、次世代に引き継がれていくでしょう。

結びに

沖縄空手会館のような事例を参考にしつつ、鎌倉も禅文化と空手道を活用した観光資源をさらに磨き上げていくべきです。そして、空手道と鎌倉の結びつきを世界に発信することで、訪れる人々にとっても住む人々にとっても、さらに魅力的な街へと成長していきましょう。

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