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【京都×口福】春近し。もり川さんの「かぶら蒸し」

仕事がひと段落すると、
「ひとり打ち上げ」と称してお寿司屋さんに行く。

出かけるのは、京都に来てからずっと、
北山の「もり川」さんというお店。

「暖かくなりましたね」
「京都の夏が来ましたね」
「もう紅葉が見ごろでしょうかね」
「急に寒くなりましたね」

を繰り返しているうちに、
もう8年も通っていることになる。
店主も私もびっくりである。

先付けは、「河豚の煮凝り・とこぶし・山椒穴子の湯葉巻き」の鉄板トリオ。

いつものように、年度末の仕事の終わるころ、
予約を入れて、初春の森川さんで「ひとり打ち上げ」。

今日の「おまかせ」は、
河豚の煮凝りやとこぶしの先付けから始まります。
お酒は、亀齢辛口純米八拾をいただく。

まぐろ中トロ・烏賊・貝柱と初春の魚のお造り盛り合わせ。お酒がすすみます。
今日のお椀は、白子と蕗の薹。残雪の如き白色と春の初めの緑のコントラストが美しい。
鰆の味噌焼きとおまけの一品。山椒の緑とはじかみの赤、陰陽五行のバランス良き。

お造り、お椀、焼き物と続いて、
蒸し物は、今週でお終いという「かぶら蒸し」。
立山特別本醸造に切り替える。

京都の冬の定番おばんざい「かぶら蒸し」。今年も寒かったな~。
海老芋は出汁で煮含めてから、上新粉でからりと揚げています。ヌタと一緒にいただきます。

いつもの海老芋の揚げ物、合間に酢の物とヌタ、
にぎりは川千鳥と穴子をいただき、

手前のにぎりが「川千鳥」。名前の由来は、切った姿が鴨川の千鳥に似ているから。
「かんぴょう煮」がいつでも置いてあるもり川さん。つまみにいただくこともあります。

追加のわさび入りかんぴょう巻きで〆め。
最後は大粒いちごでさっぱりと。

ごちそうさまでした。
京都の春も、もうすぐです。

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