見出し画像

【京都×口福】2月の琥珀流し

京都大丸の向かい、
高倉通沿いに和菓子屋さんがある。
明治18年創業の「太極殿本舗 栖園(せいえん)」である。

栖園の夏季限定の「レース羹」はよく買いに行く。
レモンイエローの透きとおる羊羹が目にも涼やかで、
和菓子好きの家族には毎年大好評である。

<https://mysto.exblog.jp/27081513/>より

このお店の奥には茶房があり、
「ぜんざい」や「琥珀流し」が有名らしい。

「琥珀流し」というのは、
フルフルの柔らかい寒天に月替わりの蜜をかけた甘味。

ちなみに、「琥珀流し」の名前の由来は
キラキラ光る寒天が宝石の琥珀のようだからとのこと。
琥珀、という名前が素敵。

しかし。
ひとりで喫茶するより家でダラダラしたい派の私。
こちらも「いつか行こうリスト」に入ったまま8年が経ち、

いつかいつかと言っているうちに、
二拠点生活もいつかは終わりが来るわけで、

今日は、四条に用事があったついでに、
琥珀流し目当てに栖園さんに寄ってみることに。

今月の「琥珀流し」は、
「カスタード」と「ココア」でした。
迷いに迷って今日は「カスタード」をいただくことにしました。

2月の「琥珀流し」カスタード(カスタードソース+メレンゲ)

運ばれてきた「カスタード琥珀様」は
なんともいえない優しい乳白光をまとっていて、

食べてしまうのがもったいないと思いつつ、
ゆっくりと寒天とカスタードクリームを掬って一口。

あぁ、
どこでもドアがあったら、
東京の家族をすぐに呼んでくるのに。

残念ながらドラえもんもどこでもドアもないわけで、
ひとりで琥珀様を堪能いたしました。

この琥珀流しのために、12ヶ月通ってしまいそうです。
2月のもうひとつの琥珀流し「ココア」。添えられた塩昆布が甘さを引き立てます。絶妙の甘辛。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?