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技術士建設部門R4必須Ⅰ骨子 脱炭素

  • 建設業においてCO2排出量削減&吸収量増加を実現するにあたっての課題

    • 低炭素化技術の開発

      • カーボンニュートラルの実現のためには、既存の技術だけでは達成は困難であるため、低炭素化のための新技術の開発が必要

    • 脱炭素化に資するインフラ整備

      • 現在建設されているインフラは、CO2排出量削減の観点から計画・設計されていないため、インフラの改良や改善を行うことが必要

    • 新技術の導入コストの導入のためのインセンティブ付与

      • CO2を排出しない重機を導入したり、空調や照明設備などに省エネ機器を使用したりするなど、導入コストが負担になる。そのため、インセンティブを付与する取り組みが必要

    • 排出量の見える化(マネジメント)

      • これまでの取組の有効性や目標の達成度を評価したり、さらなる取組の必要性を検討するためには、排出量を正確に把握する取組が必要性

  • 改善策

    • 技術

      • ①低炭素建設材料
        低炭素型コンクリート
        カーボン・リサイクル・コンクリート 等

      • ②低炭素建設機械
        EV建機
        代替燃料・環境配慮型潤滑油

      • ③工期短縮・生産性向上による低炭素化
        DX・AI技術等の活用
        施工時の効率化、運搬量・運搬時間等の削減 等

      • ④維持管理・運営時の低炭素化
        維持管理時の低炭素化
        ZEB・ZEH関連技術の活用、供用後の排出量削減 等

      • ⑤廃棄物削減
        建設汚泥や廃棄物の再利用
        他産業廃棄物の利活用、建設汚泥・発生土の抑制・縮減

    • インフラ

      • カーボンニュートラルポートの建設

      • コンパクト+ネットワークの推進

      • 自転車やグリーンスローモビリティのための道路整備

      • ポイント渋滞の解消

      • 連結トラックのための環境整備

  • 弊害

    • 低炭素社会実現のための費用負担の増大とそれに伴う社会資本整備の遅れ

    • 災害の多発化・激甚化(カーボンニュートラルが達成されても改善されるわけではないから)

  • 対応策

    • 既存ストックの有効活用や長寿命化による費用低減

    • 財源確保を目的とした税制改革

    • 災害に応じたハード及びソフト対策の実施


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