技術士建設部門施工計画R5Ⅱ1 高強度コンクリート
設計基準強度50~100N/mm2の高強度コンクリートの特徴
メリット
高強度である事に加え、中性化や塩害等への抵抗性が高い
単位セメント量が多い
水セメント比が小さい
デメリット
粘性が高く、ワーカビリティが低い
水和熱が大きく、水和反応が早く進む
性状が不安定
アルカリ骨材反応のリスクが高い
自己収縮量が大きい
高強度コンクリートの打込み時、養生時の各段階における品質確保のための留意点
打込み時
表面水率の変動は性状に大きく影響するため、表面水率の管理頻度を高くする
性状が安定するまでスランプフローを連続して試験する
粘性が高く表面仕上げが困難
表面仕上げ材を使用して小手仕上げを行う
圧送管径を大きくする
養生時の留意点
水和反応が早く進む
散水を行い湿潤養生を行う
プラスチック収縮ひび割れを防止するため養生シートを上面に覆う