世界自閉症啓発デー
今日読んだ記事。
国連が定める「世界自閉症啓発デー」に合わせて毎年4月2日、世界・日本の各地でタワーや建造物等がシンボルカラーのブルーにライトアップされる。
自閉症等の発達障害に対する理解が社会全体で進むよう、普及啓発の一環として行っており、2日から8日までを「発達障害啓発週間」として各地でライトアップが続く。
このような取り組みをしていることは知らなかった。
青色は「希望と癒しの色」で、自閉症や発達障害の人とその家族にとって心が癒され、落ち着いた生活を送ることができるように。そんな思いを込めたブルーをテーマカラーとしているのだそう。
とてもステキな取り組みだと思った。このライトアップで、少しでも疲れた人の心が癒されればそれだけで意味があると思う。街でその景色を見た人は、きれいだと感じ、写真を撮ったりするかもしれない。
けれど、その趣旨に気付いている人はどれほどいるのかな。知った上で現地へ行き、自閉症や発達障害について理解したいと感じる人はどれほどいるのだろう。
理解とは何か考えた。こういう取り組みをしている。こういう人もいる。だけではそうじゃないと思う。何かを感じて、何ができるかを考えて初めて理解に繋がるのだと私は思う。だから、本当に社会全体がそこまでいくには大変なことだと思う。
各地での啓発運動を調べてみると、世界自閉症啓発デー実行委員会や協会、NPO団体が主催のイベントや講演会が行われていた。作品展のような作る側も見る側もリアルに感じるようなイベントもあった。
ただ私が調べた限り、地方ではそういったイベントが積極的に行われていない印象。実施している自治体はライトアップ、パネルやポスターの掲示がほとんど。ちなみに私の住む地域はライトアップをしている。正直、私は役所へ行ってもパネルやポスターはあまり見ない。
なんだかもどかしいけど、そんな簡単なことではない。本当に社会全体が理解するための良い方法はわからないけど、自分ができることはしたいし、それによって何かを感じてくれる人がいるといいな。
ブルーのライトアップはステキな取り組みだから、私のように知らなかった人にも、取り組みを知り何かを感じるきっかけになってほしい。
イメージキャラクターのジュリアは自閉症の特性を持つ女の子。