ルールの作り方
キングダムが素晴らしいという話。
僕はKindleで全巻持っていて、毎日1巻ずつ読んでいる(4-5周はした)
今日は、その中で面白い問いがあったので書いてみる。
”法”はなんのためにあるのか
キングダム46巻で
左丞相である昌文君と法の番人こと李斯の
法に関する対談の様子が描かれている。
ネタバレは避けたいが、受験勉強を一通りしてきた人には
周知の事実であるため、経緯を書いてしまう。
嬴政こと後の始皇帝が
中華を統一し、法治国家の建国を目指すことが明らかになった。
そんな中、嬴政の側近中の側近である昌文君は法について知見がなかった。
そこで、嬴政の政敵でありながらも
法の番人と言われる賢人、李斯に教えを乞う。
その際、李斯は昌文君に対し、問う。
「そもそも”法”とはなんだ?言ってみろ昌文君」
法とは
法とは何かと問われると
交通ルールを思い出してしまう(僕だけかも)
やっていいことと悪いことが明記され
従わなかった際の懲罰があること
こんな程度だ。
では、李斯は法についてどう捉えているのか。
李斯「そもそも”法”とはなんだ?言ってみろ昌文君」
昌文君「刑罰をもって 人を律し 治めるものだ」
李斯「”法”とは願い!」
李斯「国家がその国民に望む人間のあり方の理想を形にしたものだ!」
私たちが日々守っているそのルールは、
目的がずれていないだろうか
法とは願い。
我々は、法について、行動を制限される厄介なものと捉えてはいないか。
人間は、皆育ってきた環境が異なる。
生きている環境・人生の目的・好き嫌いも同じ人間は一人としていない。
そんな人たちが一緒に生きるには、規律を持たせる必要がある。
しかし、自由を制限することが目的ではない。
我々でどんな生き方をしていくのか、を示すためにルールがある。
日常で触れるルールの意図を眺めてみると面白い。
どんな想いが込められているのだろうと、
考えてみると本来の目的から外れているものがすぐに分かる。
シェアハウスのルール作りで
行動の規律を求めることをしがちな、自分には
心の奥深くまで響いた。
どんな共同生活を送りたいのか。
人とビジョンを共有することって、人間関係において
どんな場面でも最も大事なことなんだなあと改めて感じる。
キングダムは素晴らしい。(完全に個人的な見解w)
Besos
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