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緑覆われる廃墟と暖地性の植物たち
三浦半島の東端には観音崎があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1653120869571-06UAXx9UBc.jpg?width=1200)
県営の公園なのですが、
観音崎灯台や旧日本陸軍が
明治時代に建設した砲台や弾薬庫跡が多く残る場所、
ということもあり、
特に興味もなく後回しにしていて
昨年の秋にはじめていきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1653120917142-UMPZW1pgWJ.jpg?width=1200)
実際行ってみると、
シダの宝庫であることや
1年を通して観察を続けている人もいることから、
それ以来、
四季を通じて観察しておきたい場所に変わりました。
ということで、
今の季節の観音崎の自然をみるために行ってきました。
昨年は砲台跡地を避けていたこともあり、
今回はきちんとみてみようと思いなおし
砲台跡地から灯台へ抜ける道を歩いてきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1653120943154-Big3THLHVb.jpg?width=1200)
観音崎は初夏の植物たちの花盛りでした。
コゴメウツギの花が
びっしりと可愛らしく咲いていたり、
フウトウカズラの花穂も沢山でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1653120980621-nWaOYYg4Y5.jpg?width=1200)
そして、砲台跡地へ。
実際目の当たりにすると、
とてもいい空気が流れていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1653121067438-poZTyt1DGh.jpg?width=1200)
まるで、
子供の時にみた天空の城ラピュタのよう。
人の歴史が
植物たちの生命によって
覆われていくこと。
悲しいような温かいような。
また、砲台跡があったからこそ、
観音崎周辺は開発されず、
自然のままにされている感じが
とても気持ち良く思いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1653121115718-NHyPihJ8MN.jpg?width=1200)
伸び伸びとした気持ちで自然をみると、
エノキやスダジイの大木の樹冠の綺麗さにも
気が付きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1653121166838-XpKO8DGRay.jpg?width=1200)
スダジイも花の季節。
これからむせかえるような香りが森の中で
漂うようになるでしょう。
海の景色を眺めながら道沿いを歩いていると
面白い形の低木をみつけました。
![](https://assets.st-note.com/img/1653121211309-nHM2OVvps9.jpg?width=1200)
昨年千葉県の鋸山を登ったときにも
みつけたのですが、何なのかわからずにいました。
今回は実のようなものが付いていたので、
写真に撮って家で調べてみたら
ヤナギイチゴであることがわかりました。
イラクサの仲間。
そういわれれば、実のつき方が似ています。
でも食用になるのだそうです。
2週間後くらいにもう一度見に行ってみようかなと
思っています。