村上浅間神社の巨木達
4月末、富士静養園でのリトリートの帰り道、
村上浅間神社に寄ってきました。
県指定天然記念物に指定されている樹木がある、
と聞いたので寄ってみたのですが、とても由緒ある場所でした。
神仏習合の施設として富士山興法寺とよばれ、
神と仏と末代上人を祀る3つのお堂として知られてきた場所でした。
今でも富士山開山の祭りでは水垢離や護摩焚きなど
修験の儀式が行われるそうです。
浅間大社にも寄ってきたのですが、
そこはどちらかというと
観光地化された華やかな場所でした。
訪問者が多いので踏圧の害でしょうか。
境内の大木の枯枝が多いのが気になりました。
でも、こちらの村上浅間神社の樹木は
敷地が広く、山に近いという
土地の条件もあるのでしょうか。
樹木の一本一本が自由に生育していました。
県指定天然記念物の杉とイチョウは
支柱などの設置によって保護されていました。
杉は道路側に生育しているため急な倒木や折れ防止のため
でしょうか。
みているうちにふと思い出しました。
天然記念物になってから弱る樹木、
弱ってから指定される樹木のことを。
指定されてから適切な管理をうけて
元気になる樹木もあります。
樹勢を維持しつづける樹木も。
でも、その反対のケースもある。
人の手をどこまでいれるか、
どんな環境を維持するか、
その匙加減を見極める目は
未だに課題です。
もっと沢山みて、
体験して
観察する力、
考える力を養いたいなと思いました。
神奈川に移住して1年。
そろそろ目的意識をもって
動く時機だなあと思わされました。
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