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月経困難症でお悩みの貴女へ


 月経困難症は漢方治療の適応疾患の一つです。ただし、どの処方を用いるかはその方を顔を見て決めています。これを同病異治(同じ病気でも治療が異なる)といいます。
 頻用される当帰芍薬散も食欲低下をきたす生薬が入っています。桂枝茯苓丸では湿疹、下痢などを来すこともあります。こむら返りの応用で月経時の腹痛に用いる芍薬甘草湯はむくみを来すことがあります。
 基本的には上記の様な薬剤に胃腸虚弱を目標に処方を選択したりします。

 気の落ち込み、イライラの対応も同時に考えます。
 
鍼灸もいいですよ
 三陰交という大事なツボが足首の上にあります。
 そこを冷やさないようにしてください。
 お灸の代わりにドライヤーなどで温めて下さい。

プラセンタについて
 当院でも対応していますが、この薬剤は将来的に何らかの病気を引き起こす事が否定できない特殊生物製剤です。そのため、プラセンタの注射を一度でも受けた方からは献血できません。その危険性を十分理解された上で当院は施行していますが、あくまでも安全性と経済性を重視して漢方薬を先に使います。ご心配でしたら内服も準備しています。

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