#012 大田区パパ育児奮闘記 〜育休取得〜
自分の会社の男性育休取得率は知らない。が、職種・職場によって相当ばらつきがあるとは想定できる。
恐らく、直接お客様を担当しているような営業現場などは取得率が低く、社内間接部門や社内からの問い合わせを受けるバックヤードの部門は高い。
私自身は従来営業の現場におり、身の回りで、同期なども含め男性の育休取得者に出会ったことはない。年の近い先輩や後輩にも取得者はいなかったように思う。
そんな職場の雰囲気に一石を投じる意味でも、早くから育休取得宣言をし、雰囲気づくりから用意周到に準備をした育休期間がついに先週金曜日から開始となった。
1.職場の理解と雰囲気が不可欠
昨今の社会情勢もあり、職場で「育休を取得したい」と言った時に、「だめ」という人は一人もいなかった。むしろ、「こんな時代だからな」の言葉とともに、取得を後押ししてくれる人も多かった。
私の所属が対お客様の部門ではなく、社内のスタッフ部門であったことも大きく影響してるのだろう。「こんな時代」とは言え、まだまだお客様に直接対応している部門では理解も雰囲気もないと感じる。
もちろん、理解も雰囲気も自分で作り出していかないと、誰かが勝手に作ってくれるわけではないし、恐らくどの会社でも初期に取得した人は、多少なりと白い目で見られながら、「申し訳ない」、「恐縮です」と言いながら取得したのだろう。
権利とは分かっていつつも、どんどん先々の予定が入る日常の中で、忙しさが増していく日常の中で、いざ取得となると具体的な日付を決めるのが難しくなっていく。
自分の段取りベタ、調整不足もあり、やっと育休を申請できたのは、当初取得を予定していた時期から3週間程遅れてのことだった。
2.育休取得の現実
自分の調整下手の結果、金曜日からの育休取得であったにも関わらず、ほぼ一日オンライン会議や、個別の電話などの対応に追われることに。
以前、結婚休暇などの際には無理やり休みに突入し、個別電話なども無視を決め込んだタイミングがあったが、今回は仕事の重要度を鑑み、育休取得ではあったものの対応することとした。
来週以降、出来るだけ対応せずに済むよう、依頼の納期設定や、チームでの役割分担など、気を遣ったつもりではいるが恐らく、1-2日は対応せざるを得ない仕事が入るだろう。
誰かに迷惑をかけても仕方ないという割り切りがどこまでできるかはあるが、もう一つ心理的妨げとなっているのが、完全に休んだあと、職場に何を持って帰れるか?に悩んでいるせいもあるだろう。
とにかく取得できる職場環境を整える、というのが個人が育休取得を得て持ち帰ることのできる個々の小さなフィードバックと比べ物にならないぐらい重要なものかもしれない。
3.家庭内での役割
うちの長男は、今のところ本当に育てやすい。もちろん理由がわからず泣くこともあるが、しばらく抱っこ(ただし座ってはNGで立たなければ機嫌が悪い)をしていれば、泣き止むか、もしくは理由が判明する。
おむつ替え、お腹が減った、眠い…など、まだまだなぜ自分が泣いているか分からないというような状態にはならず、比較的わかりやすい理由。
そのため、家庭内の何にどれだけ貢献できるかは未知数だ。息子に対する愛情がこの2週間程度で深まるのかも、今の自分には分からない。
ただ、できるだけ一緒に時間を過ごして、やっぱり育休って取って良かったと思えることには自身がある。とにかく一生懸命、毎日を過ごそう。
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