2024年7月6日茂木誠氏講演会感想

参政党主催で行われた

茂木誠氏については10年前?ぐらいから知っている印象
当時は歴史系のユーチューバーが少なかったこともあるが
ネット動画で知りその知見の深さに魅了された、というかどちらかと言えば羨ましく思ったものだ
自分自身中学の社会科教員を7年やった経験があり、高校への異動を希望しそれなりに学習を続けていたつもりだが、実践として高校教員と予備校講師を続けている人には及ばない

なんでもそうだが、1年目は試行錯誤、2年目は随分進歩し、3年目で軌道に乗り出す。5年ぐらいすると歴史で言えば「歴史観」というのが見え始め、10年経てばそれが確固たるものとなる
こういうイメージがある
中学レベルでもやりようによってはそこそこ「観」を掴める部分はあるが、高校レベルの通史を何度も繰り返す経験を重ねた人にしか掴めないものがある(だろう)
通史からの俯瞰的歴史観については、大学のいわゆる「蛸壺」研究者より高校教師や予備校講師の方の知見が高いということだ
自分にとっては茂木氏は対話したいという相手というより、聴講したい存在ということになる
そんな機会に恵まれたのが今回

会場は国際交流センター
上階は外国人留学生等の宿泊施設になっているらしい
18時開始予定。家から1時間弱かかるとして、渋滞のない時間帯を考え16時前に出発。思っていたより渋滞がなく(昔はこうではなかった)17時前に到着
駐車場は会場にはないが、すぐ近くのコインパーキングに駐車することができた

講演会があることを知ったのは数日前の茂木氏の動画内
主催が参政党ということでメールで問い合わせたところ参加者については多くはないということで、予約なしでも大丈夫という返信があった
結果的には当日はほぼ満席で、200人近い聴講者があったようだ
著作の販売があり、購入者には直筆サインと写真撮影付きだった
本は読まない(目が悪いので読めない)のだが写真がほしかったので購入
混雑を予想して最初に会場に入る

会場は準備の真っ最中で、党員でない来場者の名簿も自分が問い合わせてからつくるというてんやわんやの状態だった(笑)
しかし外に締め出したりじゃけんにされることはなく、会話に応じてくれて嫌な雰囲気はまったくなかった

心配していたのはサインと写真撮影で、ネットには20名限定と書かれていたように思い早く行ったつもりだが、スタッフの情報共有はなかったように感じた
実際は本の購入者全員にサインと写真撮影があったわけで、茂木氏は100名以上のそれに応えており、大変だっただろうと思う
サインは講演開始前と終了後に延長して行われた

個人的に言えば一番に行ったつもりだが、サインは10番目ぐらいになり、早い方ではあったものの「整理券」を用意してくれれば早く終わらせられたのにと思う(足腰が実は弱い)

講演については内容は書かない方がいいと思うので差し控えようと思う
ただ最初の方でエンカウンター手法の一環で隣の人と3分話してくださいというのがあり、近くにいた女性(一般参加)と話をすることになった
「こんな講演に来る人ってなかなかいないと思いますが」
と聞いたら
学校の養護教諭だった
なかなかいい人でもっと話をしたいと思っていたら終了
これが一番心に残った思いで(笑)

講演内容については
縄文人をメインテーマとして弥生人との関係と歴史的な流れ
そこを基礎とした神話(古事記)と天孫降臨(南九州の神話)を関係付けるものだった
これがおそらく歴史に詳しくなくても分かりやすいもので
ここまで整理し説明するための史料収集の幅広さと内容の深さを推測すると、そちらの方に感動するというものだった

その後の質疑応答もできるだけ多くの意見を吸い上げようというもので結構時間を使うことになった
実は私はへとへとだった(笑)

お金を払うに十分な内容であったことは確かで、お勧めします
レンタカー借りて回られたそうですが
空港近くなので
連絡いただければ迎えに行きお連れします(地元をあまり知らないので案内等はできないと思います)

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