山登りでも筋肉痛を残さないために・・・。
先日、ある患者様が「先日、立山連峰へ山登りにすごく久しぶりに行ったのよ。翌日にどんなにひどい筋肉痛が起こるか怖かったんだけど、全然筋肉痛が起こらなかったのは、先生にいつも教えてもらってた歩き方が習慣になってたからだと思うわ」とご報告いただきました。
また、この方とご一緒に行かれた山登りのベテランの方も、私と同じアドバイスを皆さんにされていたとお聞きしました。
その方の疲れない歩き方のアドバイスは、小股で歩く、顔を上げるの2点だったそうです。
私は、この2点のほかに骨盤を動かす事、足先が真っすぐな歩き方を普段から指導しています。
まず、『小股で歩く』が必要な理由ですが、これは大股で歩くと太ももの外側の筋肉に負担をかけすぎるからなのです。
最近は大股で歩く方が健康に良いという人がいますが、それは太ももの内側の筋肉も強いスポーツ選手のようなトレーニングをしている人にしか当てはまりません。
私たちのような普段散歩ぐらいしかしない人が大股で歩いていたらO脚がどんどん進んでしまいます。
そして、『顔を上げる』が必要な理由は、顔が下を見ていると背中が丸まり骨盤が動かなくなってしまうからなのです。
さらに『骨盤が動く』が必要な理由は、骨盤が動くことにより脚の筋肉がバランスよく使えるからなのです。
『足先が真っすぐ』が必要な理由は、そうしないと、太ももと脛が捻じれるからですが、これも筋肉に不必要な負荷を与えてしまいます。
ところで、ご自分が歩いている後ろ姿を見たことがある方はいらっしゃるでしょうか?
ぜひ一度、動画を撮影して見てください。
また、ご両親、祖父母の歩いている動画を撮影して見せてあげてください。
お尻が動いているでしょうか?
動いていなければ、すでに筋肉のバランスが崩れていることを意味しますから、長く歩くと疲れたり、山登りの翌日に筋肉痛でうなることになるかもしれませんよ。
ぜひ、正しい歩き方を意識して習得してください。
正しい歩き方を学び、健康回復、健康維持ができる磯谷式力学療法ベースの整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所