立っている時に足先はどこ向いてますか?・・・偏平足の改善
西医学創始者の西勝造先生の西勝造著作集第八巻「姿勢と体貌」(柏樹社刊)に常習的な足の姿態は、人によって甚だしい差異がある。
(姿勢の問題を考える時)足の位置をまず考えなくてはいけない。
<p>そこで、床の上に約12㌢の隔たりを持つ平行線を引いて、脚の内縁を、この2線と平行にすればいい。
と言われていますが、この状態が足のニュートラルであるという事ではないかと思います。
足の形は西先生が言われるように個人差がありますから、足の内縁が平行と言われても、意外と自分で平行を作るのはなかなか難しいのですが、初めにマスキングテープなどで平行線を作っておけば簡単に足の平行が得られますから、一度正しい足の位置を知るためにTRYしてみてください。
先日、ある患者様が靴にインソールを入れられていらっしゃったのですが、お聞きすると偏平足を治すためとのお答えでしたので、外すことをお勧めしました。、
この方は運動をされていたのでニーイン、膝が内に入るために股関節にも内捻じれが生じている脚なのですが、以前にも書いた通り、この脚の捻じれが偏平足の原因なのです
つまり、歩く時の後ろ脚の足先が開き、そこに膝が内に倒れるので足の内縁に負荷をかけてしまっているから足の縦アーチが落ちてしまい偏平足になっているのです。
↑赤線のように膝が内に入り、黄色線の足の内縁側に負荷をかけています。
それをインソールで土踏まずのアーチを押し上げて、大股で足先を外に開いてニーインさせて歩けばさらに偏平足を助長させる可能性があるのです。(土踏まずを持ち上げておきながら内に体重をかけるのですから落差がさらに大きくなりますよね)
偏平足は、足の衝撃吸収力が低下していますから、歩いたり走ったりの負荷をかけ続けると、開帳足、外反母趾、巻き爪、モルトン氏病などの関節炎なども引き起こす可能性があり、さらにその筋肉の偏りは姿勢にも影響し健康を害する可能性も出てくると言えるのです。
したがって、偏平足を根本的に治すためには股関節の捻じれを取り除き、太ももと脛の捻じれを取り除き、足先が真っすぐである蹴る状態を作ることが根本的な解決法になるわけです。(そのうえでの正しいインソールであれば効果は期待できるのではないでしょうか)
偏平足も股関節で治せる礒谷式力学療法× CS60の整体院
杉並区・西荻窪 鴨下療法所