股関節は癒着しても歩ける?
股関節癒着。
あまり聞いたことがない状態だと思います。
変形性股関節症がかなり進んでしまい、股関節荷動きが見られないような状態を指す言葉のようです。
しかし、この方はご自分の足で歩いて生活をされています。
整形外科の先生は「この状態で自分で生活できるわけがない」と言われたそうですが、きちんとお食事の支度から生活全般健康な人よりもきちんと生活をされています。
(例えば、冷蔵庫の下も常にきれいにしないと気が済まない・・とか)
股関節が動かないと、歩けないと思われると思いますが、股関節を固めて背骨を回転して骨盤を回すようにして歩いてみてください。
歩けるんです。
骨盤ごと脚を前に運ぶことで歩けるんです。
そしてこの歩き方は実は正しい歩き方の基本なので、脚の筋肉の状態も良くなります。
ですから、私は股関節に疾患がある方には「背骨を柔らかくすれば、それだけ股関節の動きの足りない部分を補うこともできるし、股関節に与える負担も少なくて済みますよ」と説明しています。
磯谷式力学療法で行う、膝抱え運動と腰枕矯正は、腰椎を柔らかくするのに最適な運動の組み合わせです。
キャンプなどで、硬い木の枝を折るのに上に曲げ、下に曲げして折るのに似ていますが、背骨を丸めて、反ってのコンビネーションは無理なく腰椎を柔らかく出来るのです。
変形性股関節症、先天性股関節脱臼、ペルテス氏病、臼蓋形成不全、大腿骨頭壊死症、どんな股関節疾患でも歩き方の基本は同じです。
特に女性で40~50歳代の方で、股関節痛がある方はなるべく早く正しい歩き方を身に着けて、脚の筋肉の状態を整えましょう。
股関節の疾患は出来るなら発症以前に手当てするのが一番です。
少し長く歩くと股関節が痛い、股関節周りに疲れがすごく残る、歩き方がぎこちなくなった気がする、「脚が痛いの?」と聞かれた、このようなことに思い当たる方はなるべく早く矯正をスタートしましょう。
股関節のことなら股関節矯正のパイオニア、磯tらに式力学療法ベースの整体院へ 杉並区・西荻窪 鴨下療法所