「自分自身に出会う」リトリート
私は、思えば生きづらさから、「生きるとは何だろう?」、「人生とはなだろう?」と思春期の頃から探していました。
色々な本を読み、色々なセミナーに参加してみたり、実践ももちろんしました。
海外に行ったり、ヨガをしてみたり、ダライ・ラマにお会いしに行って、ダラムサラで「仏教哲学」のセミナーを受けたりもしました。
しかし、知識は増えても心の平安はなかなか得られませんでした。
しかし、今から7年前に私の行っている整体の流儀、礒谷式力学療法を学びにドイツから来ていた友人と西荻窪の本屋さん、ナワプラサードに行った時に、彼が「私は日本語が読めないから内容は分かりませんが、この本はたぶんラマナ・マハルシのことを書いていると思います。私の母はドイツでこのラマナの実践グループに入りインドにも行っています。私もラマナの本を読んでいます。ぜひあなたにもこの本を読んでもらいたいからプレゼントさせてください」とそのラマナの本『あるがままに』にを頂きました。
そして、喜んでその本を開いたのですが・・・・・
読めない!!
私は自慢ではありますが、(#^^#)中学生の時に新潮文庫の「秋の100冊」を読破してから、よっぽど難解な専門書とかでもなければ読めない本はないと思っていたのですが、何だか読めないのです。
面白くない・・・のではない。
難解なのでもない・・・・。
でも、読めない。読み進めないのです。
で、プレゼントしてくれた彼には悪いのですが、5ページぐらい読んだところで治療院の本棚に横倒しで積んでおきました。
そして、ここからが偶然なのか、たまたまある患者様のご紹介で来ていただいた辻さんという方がその本を見つけて「先生、ラマナ好きなの?」と聞いてきたのです。
私は驚いて「え?ラマナ知ってるんですか?」と聞き返しました。
彼は「大好きですよ。私はインドに行ってラマナアシュラムにも行ったことがあるんですよ」と言うので、驚いてその本を貰った経緯や読めないことなどを話しました。
すると「あ~、分かりますよ。あまりにもシンプルすぎて分かりずらいんじゃないですかね」
「同じ教えを現代の人も伝えていて分かりやすく教えてくれている本もあるから、そういうところから入ってみたらどうですか?」と教えてくれました。
そこで私はまずエクハルト・トールの「さとりをひらくと人生はシンプルになる」(徳間書店刊)を読み、辻さんのセッションを受けました。
すると、不思議なんですがそれまで全く読み進めることが出来なかったラマナの本をスイスイと読み進めることが出来たのです。
教えは全くシンプルで、なぜこれが始め読めなかったのか,今では全く理解できません。
そのシンプルな教えとは「あなたはすでに完全です」というものです。
ですから「もう何も探さなくていいですよ」と言ってくれているのです。
その後、ガンガジの『ポケットの中のダイアモンド』(ナチュラルスピリット刊)を読み、辻さんに誘ってもらいオーストラリアのガンガジとご主人のイーライお二人のリトリートに参加しました。
リトリートは英語で行われるので、10%ぐらいしか理解できないし、二人一組のワークではビビりまくりましたが、どんどん心が静寂になりました。
そして、5日間のリトリートが終了して参加していた女性と話をしている時。
彼女がHow about this retreat?(このリトリートはどう?)と尋ねるので私は、
That was very nice.I getting a silence. (リトリートは最高。私は静かになりした)と答えました。
すると彼女はNo,no,You are silent!(いえ、いえ、あなたが静寂なんです)と言った瞬間に、私の中でスイッチがオフになったように、心の中に浮かぶ思考が全く消えました。
これは初めての体験でした。
その心地よい全くの静寂は、その日寝るまで続き、次の日はまた少しづつ思考が戻りましたが、しばらく静寂は続きました。
今まで、何十年と探して探して得られなかったものを実は私は静寂そのものだった!!
そして、それは当然もう探さなくていい!!
私は嬉しくなりました。
私が長いことも止めていたもの、それは・・
『心の静寂』これに尽きるんです。
お金も欲しい・・・突き詰めると欲しい理由も静寂のため
仕事で成功したい・・・これも突き詰めると静寂のため
そして、今回私にラマナへの道を開いてくれた辻さんが主催でセミナーを開催することになりました。
ラマナ・マハルシのお弟子さんのパパジーから、直接「あなたがこの教えを広めてください」と言われたイーライ・ジャクソン・ベアー(『ポケットのダイアモンド』の著書のガンガジの旦那さん)の生徒さんでオーストラリア在住のジャレッドさんが来日して、この教えを伝えてくれることになりました。
もちろん通訳をお願いしておりますので日本語で受けれます。
是非、この機会にこの教えにふれてみませんか?
「あなたが本当に求めているものは何ですか?」