なかなか聞けない、恥骨のこと?
仰向けに寝たときに恥骨結合部が高くていやだな~と思ったことはありませんか?
恥骨というのは骨盤の10数センチ下にある写真の赤丸の部分です。
俗称で「土手」ということもあるようですが、この部分が高いということはO脚で骨盤が寝ているために高くなるのです。
つまり、O脚猫背の人が仰向けに寝た状態ですから、上の写真のイメージになるのです。
これは、骨盤を寝かせた状態です。
緑の線の骨盤の上前腸骨棘というおへそから少し下の骨盤の左右で触れる出っ張っている骨の緑ラインより、恥骨結合の赤ラインのほうが高くなっているのがお分かりになると思います。
この状態では尿道、肛門とすべて前方へ転移していますから、小便も前方に飛びやすい状態になっています。
洋式便座に小便がかかってしまうような方は、この骨盤後傾が強くなっていますから要注意です。
また、トイレのウォシュレットでおしりを洗う時に、おしりボタンよりビデボタンの位置のほうがピッタリいい位置という状態などもこの骨盤後傾により起こっているわけです。
反対に、恥骨結合が低い人。
この状態はX脚系の方に起こります。
つまり、強い内転筋の働きで骨盤が前傾して腰椎の前弯が強くなり、反り腰になっている状態です。
尿道、肛門は後方に転移しています。
体の癖というものはこのようにあらゆるところに現れます。
当所で考える体の正しい状態とは、物理的にバランスの良い状態であること。
簡単に言えば、筋肉に余分な緊張がなく神経、血管、臓器に圧迫がないこと!!
それは、快食快便、呼吸が深く、気持ちも晴れやかで自分らしく人生が送れること!!
そうした体の状態を手に入れる過程で、このような部分の問題は解決していくのです。
体をトータルで整えることができる磯谷式力学療法ベースの整体院
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?