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臨床例  肩に出来たこぶ…正体は?

西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【肩のこぶ】

左肩にこぶが出来てしまい、痛いからどうにかしたい、という主訴の50歳代の女性の方がご来所くださいました。

この方は、肩こりを20~30 年間ずっと感じてきたが、ここ1年で左の肩が隆起してこぶ状になってきたものがさらに固くなってきたために、近所の病院で受診したところ悪性の肉腫の疑いがあるためにきちんとした検査を勧められ、癌研で検査を受けると幸い腫瘍ではないと診断はされたものの、痛みもあるし、気にもなるので鍼灸などを試していたが変化が無いので、知人のご紹介で来てくださいました。 

 この左肩の症状のほかには、右の肩も痛み、数年前からノドのいがらっぽさも感じている、胃痛、げっぷが出やすい、背中から腰に掛けても痛み、ギックリ腰になるんじゃないかな?と言う感じがいつもある、お酒を飲むと左目の奥が痛む、冷え症等の症状がありました。

 まず、お体の状態を拝見すると・・・


 
 ◎写真の丸の部分、鎖骨の上部のくぼみが無いほど肩周りの緊張が強く、歯の食いしばりも強く見受けられました。
(これはやはり以前矯正させていただいていた三叉神経痛があった方と同じ様な状態でした。写真の丸の部分、鎖骨上部のくぼみに指を当てて軽く触った時に痛みが強い方、くぼみ自体が無くなっているような方は要注意です。と言いますのは、この状態は前肩により首が前方に引っ張られ胸鎖乳突筋が緊張しているのです)

 
 ◎右脚が長いために右の骨盤が押し上げられて背骨は左側湾、左腰から左肩まで左上半身に強い緊張が認められました。

 施術の眼目は、まず左肩の緊張を取り除くことですが、これは右股関節の外転度合いが強いために左右の脚長差が大きくなっているので、股関節への施術で骨盤を水平にすることにより左肩が前方へ緊張している状態を改善していきました。
 
 そして、矯正の初回から肩の硬さは少しづつやわらぎ、矯正9回目(週1回ペース)でボコッとしていた方の隆起、こぶは消失しました。
 
 したがって肩のこぶは、筋肉が拘縮したもの、つまり肩こりのひどいものだったのだろうと思いますが、私もこれほどの筋肉の隆起は初めての経験でしたので、こぶが消えたことを患者様とご一緒に喜びました。 

 また、痛みも軽減し夜間に痛みで寝れないとか、痛み止めを常に飲んでいると言う状態からはウソの様に改善していると喜んでいただいております。
 
 現在も施術は受けていただいていますが、これまでお酒を飲むと目が痛くなっていたのも大丈夫でしたと、うれしいご報告を頂きました。 

 また、長年張り続けた湿布薬で出来た首のかぶれの箇所がむずがゆくなってきており、これも自己治癒力が活発になってきて治っていく過程の症状だと判断し、実際改善が見られます。

 さらに、脚長差がある程度改善しましたら、次の段階では左股関節の施術にも注力しております。
 と言いますのは、この方は胃痛、げっぷが出やすいという症状もおありになるからです。

 と言いますのは、礒谷式力学療法では胃腸のトラブルは左股関節の転移により起こりやすいと考えるからなのです。
 そして、このような左右股関節から起こる症状が混ざった状態を混在型と呼称して、注意深く施術を勧めていますが、それだけ症状が根深くなってしまっているという事なのです。

 ですから、この方の様に何十年と言うような慢性化した痛みや症状はなかなか1回、2回では良くなりませんが、続けていただくことにより確実に症状は改善していくのです。 

 そして、ただ緩めるだけのような施術法ではなくご自分できちんと身体を整えるトレーニングを繰り返しているために良くなったものが戻ってしまうと言う事がないのです。
 
 あらゆる慢性疾患、原因不明の痛み、あきらめていた慢性的な痛みにこの療法をぜひお勧めいたします。
 
  ガンかと思った肩のこぶも消えた礒谷式力学療法× CS60の整体院    
    杉並・西荻窪  鴨下療法         杉並区松庵3‐35‐21  03-5938-7713 

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