朝起きた時の肩の痛み・・・横向き寝のせい?
先日も、「何かしたわけでもないのに今日は起きた時から左肩が痛むのよね」と言う患者様がいらっしゃいました。
人間の身体は基本的に行ったことの結果が生じます。
したがって、朝起きた時に肩が痛む、指がしびれている、指の関節がこわばるという様な症状があれば、その前にしていたこと、つまり寝ている時の状態、つまり寝具と寝方が疑わしいのです。(もちろんそれまでに蓄積した筋肉の硬縮が有るわけですが、問題を起こした、引き金になっているのは、という意味です)
寝方の中でもこの問題を引き起こしやすいのは『横向き寝』になります。
写真のように横に向いて寝るとどうしても下になった方の肩が前に出てしまいますが、この状態は圧迫を加えた前肩状態なので肩周辺に大きなストレスを与えているのです。
初めに紹介した朝から左肩が痛いと言う方は右脚の股関節に開く癖がありますので、横向き寝をするなら右脚を上にして寝る左横向きが得意であるということが推測出来ましたので、確認をするとやはりそのとうりでした。
また、朝起きて考えられるのは寝具が柔らかくて体が沈むことにより体の悪い癖が助長されるケース、枕の高さがあっていなくて首に負担がかかるケースなども有ります。
寝具を整えるのは健康に暮らそうと考えたら、食べ物に気を配るのと同様かそれ以上にきちんとしたものを選ばないと体へのダメージは相当なものになります。 敷布団は体が沈まない硬いもの(特殊なケースを除きます)、枕は首の湾曲に必要な高さが基準です。