脚を痛そうに歩くから、痛みが増す? ①
西荻窪駅から徒歩3分の整体院 鴨下療法所です。
本日のお題「脚が痛そうに歩くから、痛みが増す?」などと言うと、「だって痛いんだからしょうがないでしょ!!」との声が聞こえてきそうですが、まず私の話をよく読んでみてください。
私は股関節矯正に関わり25年になりますが、礒谷式力学療法を研究すればするほど色々なことが少しづつ分かってきました。
今回の痛みと股関節との関係性などもその一つです。
そもそも、痛みなど体に危険という信号に対して、人間は体を丸めて弱点である体の前面を守ろうとするのが自然な働きです。
そして、その動きは股関節に対して鼠径部を引くという動きになります。
すると、股関節は内に捻じれるのです。
礒谷式力学療法の創始者である礒谷公良先生は、股関節が全身に及ぼす影響を長年観察、研究し股関節の角度異常が骨盤を転位させ、骨盤の水平が崩れることにより、重力の影響でバランスをとるために筋肉が偏って緊張を起こし、背骨が曲がることを発見しました。
そして、その影響で神経や血管が圧迫を受けて、およそ感染症以外(免疫力の低下により起こると考えれば、これさえも)ほとんどの疾患の原因になると言われました。
ですから、この鼠径部を引き股関節がねじれるという動きは、一見たいした事には思えませんが、実は重大な影響力を持つのです。
なぜなら股関節の周りの筋肉が強いために骨同士の結合、骨格に与える影響が強いからです。
例えば、股関節の内捻じれは膝関節にも当然影響しますから股関節の外方向の可動域が広い方の脚が長くなるのですが、反対の短い方の脚の膝の内側痛が起こります。
少し専門的でややこしいですが、とにかく股関節の捻じれが痛みに影響するという事をご理解ください。
長くなりましたので、今回はここまでで次回に続きます。
世界に冠たる礒谷式力学療法× CS60の整体院
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