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散歩の途中のストレッチには、落とし穴が!?

西荻窪駅から徒歩3分の根本バランス回復の整体院・鴨下療法所です。

 私は、毎日自転通勤で、日本三大公園すなわち武蔵野公園、野川公園、井之頭公園(ウソ)を走るので、散歩、ウォーキング、ランニングをされている多くの方をお見掛けします。

 そして仕事柄、その歩き方、走り方を拝見して研究をしているのですが、その途中でストレッチに励まれている方々もよくお見掛けします。

 よく見るストレッチは、やはり開脚をするものでしょうか。


 また、少し高いところに片脚を上げて脚の裏側を伸ばすようなストレッチもよく見ます。

 では、これらのストレッチをやりたくなる理由は何でしょうか?

 開脚ストレッチに関しては、伸ばすところは内またの筋肉ですから、その筋肉群を伸ばして脚が外へ開く可動域を広げたいという事ですよね。

 しかし、この内またの緊張がなぜ生じているかを考えると、このストレッチは全くの逆と言えます。

 どういうことかと言えば、ほとんどの人はO脚だから!

 この事実は、高齢になるとほとんどの人はO脚、猫背が進むことをみれば明らかなのです。

 という事は、O脚をつくる筋肉が強いという事ですから、内側の筋肉は引っ張られて硬くなっているという事になります。



 
 筋肉は縮まる時に働くわけですから、太ももの外側の筋肉が縮まり、内ももの筋肉は伸ばされているという事を図示しました。

 見てお分かりいただけると思いますが、黄色線の内ももの筋肉群は引っ張られることにより、硬くなっているわけです。

 ですから、太ももの内側を鍛えているスポーツマン以外の方の開脚のストレッチはほとんど必要ないわけです。
 というより、行うことによりO脚が進むわけですから、行わない方が良いと言えます。

 また、脚を高いところに上げるストレッチは、太ももの裏側を伸ばすストレッチになりますから、そこの硬さを感じる方が行うと思いますが、この太ももの裏側の筋肉が硬くなる理由の多くは、やはりO脚によるものです。

 というのは、O脚は骨盤が後傾します。


 すると、重心が後ろにいってしまうので、上半身を前に傾けることによりバランスをとるので太ももの裏側の筋肉が緊張を強いられます。

 また、骨盤が後傾し猫背になると歩く時に脚を伸ばすことが難しくなりますし、筋力が弱くなると体重を前に投げ出すようにして慣性の法則で歩く感じにもなるので、そうした歩き方も太ももの裏側が緊張します。

 つまり、歩き方をきちんと修正することにより太ももの裏側に緊張が起こらないようにしていくことが根本の解決策と言えるのです。

 ストレッチは硬い筋肉を柔軟にするために効果があり気持ちのいいものですが、筋肉の緊張には理由があるという事、またきちんとその原因の筋肉にアプローチをすることを考えないと逆効果になることも多いので気を付けてくださいね。

自分の筋肉の硬さの理由を知り、修正できる礒谷式力学療法× cS60の整体院 
                            杉並区・西荻窪  鴨下療法所


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