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つらい股関節痛、どうしてますか?…簡単にできる対処法の紹介②

さて前回、つらい股関節痛の原因と気をつけなくてはいけない足先を平行にすることにより股関節にねじれを作らない、と言うお話をいたしました。

 今回は、その股関節にねじれを作らない為に歩く時に注意しなければいけないポイントの一つを紹介します。

 変形性股関節症の方でも、臼蓋形成不全が一次的な疾患としてある場合股関節の可動域は広いので、若い時は運動が得意だったという方もいらっしゃいます。
 
 とくにこういうタイプの方ですと歩く歩幅が非常に広くなっています。

 最近はカロリー消費の観点から大股で歩く事をよしとする考え方が広まっていて、大変遺憾に思っているところですが、大また歩きはすでに左右の股関節角度に差がある人の場合、その差がどんどん大きくなってしまう事と、内またの筋肉が弱い人が大またで歩くと、O脚が進行し色々な病気の火種になってしまう点で改めなくてはいけない悪癖です。

 さらに、大また歩きになると後ろ足先が開きますので、この状態で膝が内に入ると股関節に内ねじれを生じさせ痛みが起こります。

 意外と前に出した足先には注意がいっても後足には意識が行かないのではないでしょうか?

歩き方はその人その人様々なくせがありますが、基本は小股で歩く事です。

 大股で歩いて良い方はX脚の方なのですが、真正のX脚の場合は股関節疾患や麻痺が有る方が多くなりますので、個人差が大きいために個別の指導を受けていただいた方が安全だと思います。

 歩く事は私たちの生活の基本ですから、たくさん歩いて筋肉を付けたいところですが、股関節痛があるとつらくてなかなか歩く事が出来ません。

 正しい歩き方は痛みを無くす歩き方とイコールですから、まず歩幅に注意して歩いてみてください。

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