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ドラマー巡礼11: チャーリー・ワッツ「Always Suffering」
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ドラマー名: チャーリー・ワッツ
曲名: 「Always Suffering」
グループ名: The Rolling Stones
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世界最強のロックバンド「ローリングストーンズ」のドラマー、チャーリー・ワッツ。80歳で昨年2021年に亡くなりました。
ボーカルのミック・ジャガーとリードギターのキース・リチャーズの華やかさを地味に支えるチャーリーのドラム。これが、例えばジョン・ボーナムのような華やかで手数足数が多くアクの強いドラムだったら、個性が完全に渋滞する。
どこまでも後ろに控えているスタンス。ドラマーとしての一つの模範の形を見せてくれていたおひとり。
チャーリーはこんな痺れる言葉も残しています。
『私は我流で叩いていて、幸運にもすごく人気のあるバンドに所属しているという、それだけなんだ。もし人気のあるバンドにいなかったら、僕はそこらへんにいる100万人のドラマーの1人だったろうね』
謙虚〜。
様々なストーンズの有名曲で、スネアの時にハットを抜きながら元気なエイトビートを刻むチャーリーさんもいいのですが、紹介曲の 「Always Suffering」ようにリラックスしてニコニコしながら叩いているようなプレイが「らしい」と思います。なんとも心地よいリズム。
小春日和の温かな陽の光のようなチャーリー・ワッツのドラムプレイです。この曲においては、ミックもキースもチャーリーに照らされてか柔らかい。
このアルバムの世界ツアーでのストーンズをテキサス州のどこかの野外サーキットに見に行きましたが、デイブ・マシューズ・バンドやスマッシング・パンプキンズといった当時の超人気バンドを前座に据えたストーンズの登場は、もう夢のような時間でした。だからこのアルバム「Bridges to Babylon」は全部好き。
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