自己紹介 Yuki Yazawa_Beer/Mead
はじめまして!KAMOSCYで、ビールとミードについて勉強している谷澤(やざわ)です。お酒の道に進んだ経緯や、KAMOSCYメンバーとしてやっていきたいこと、お酒へのパッションを出していきたいと思います🙌
簡単な自己紹介
・東京都八王子生まれで、学生時代は京都で6年ほど過ごす
・大学では体育会バレーボール部に所属、ポジションはセンター(ハイキュウの日向や月島のところ)
・末っ子
・人生で最も恥ずかしかった経験は、美術の時間に描いた自画像を「こんなに目大きくないでしょ」と添削されたこと
揺りかごから、就活全コケまで
教育熱心な母親と超自由主義な父親の狭間で誕生した僕ですが、あれよあれよと大学まで進学し、京都という土地で学生生活を過ごすことになります。すぐに一乗寺という場所で、アルバイトを始めました。ラーメン屋さんでした。そのときから今でもずーーーーっと可愛がってもらっていて、ビールのうまい店や、料理のうまい店、おしゃれなお店、何軒連れて行ってもらったかわかりません。しまいには、台湾にも連れて行ってもらいました笑
本当に感謝感謝です。
他にも、祇園の黒服や、先斗町のバーでもアルバイトさせてもらいました。どの店舗も異なる客層で、お酒に求める価値だってそれぞれ違う環境で接客というものを学ばせてもらいました。本当に恵まれた環境でした。
アルバイトの話ばかりしていますが、実はここは僕の人生観を決める非常に重要なポイントでした。どのアルバイト先も、チェーン店ではなく独立してやられていました。常にどうすればもっと良くなるかを探しては試し、見つけては試しの繰り返し。真剣に、でも楽しそうにそれを行っている背中がいつだって大きく、眩しいです。そんな光景を学生時代を通してみていると、いつかは自分も独立して何かお店をやりたいな、と漠然と考えるようになっていました。
アルバイトでお世話になった「びし屋」のロゴ
大学三回。
いよいよ就活について考えないとな~、でも何やりたいんだろうな~。全くやりたいこともなくて、とりあえず大手にするか、くらいでした。とにかく昔から好きなことしかやりたくなかったので、「自分が好きだ」と思えるものを考えてみました。
飲み会、コーヒー、ビール、バー、居酒屋、忘年会、新年会、、、
酒ばっかりじゃないか!
体育会はやっぱりなんだかんだビールを飲む機会が多くて、プライベートの飲み会も基本的にはビールばっかり。ならばと、ビールが好きだし、大手のビール会社受けよ!と発起しまして、就活に挑みました。「ビールが好き」の一点張り。
受かる気まんまんで臨んだ結果、全部落ちました。
クラフトビールへの興味
実は学部時代から教授にも恵まれていまして、好きな研究を見つけて、やらせてくれました。結果として「国産ホップ栽培の成立可能要件」というテーマを卒論の題材にしました。ちょうど京都府与謝野町で市販用国産ホップ栽培が始まったところで、運命めいたものを感じます。そこで、与謝野町をはじめとして、The malt shop のスコットさん、志賀高原の轟さんや中村さん、東北のホップ栽培農家のみなさん、多くの方にお世話になりました。そこでクラフトビールの面白さや、ホップの多様性、自分でビールを作ることの楽しさに気づくことになります。
その頃から、「ブルワー」として生きていくのもありだろうな、と考え始めた気がします。でも、まだ踏ん切りが付かなくて、ぼやぼやしながら、今度は大学院の修士論文テーマを考える時期に。
農学研究科だったので、エコにも興味があって、色々な経緯で「オレゴン州ポートランド」に出会いました。近代都市化の成功事例として、当時非常に人気があって、住みたい都市No.1 みたいな感じだったような。そして、一番の注目ポイントはクラフトブルワリーの多さ。
基本的には、運命とか縁を大事にする自分だったので、これだ!と研究テーマに採用することに。「ポートランドと国内クラフトビール文化の広がり方の違い」というテーマでした。
実はその頃、就活も進んでいて、コンサル会社のインターンを色々受けてました。それも結局ほんわりした理由で受けてたんですけど、結局別にどこのインターンに受かるとかでもなく。あれよあれよと、お正月。
事故から、ポートランドまで
「右足は切断する方向で進めます」
実家から京都に帰ってきて、塩元帥でラーメンを食べて、先輩のバイクでバイト先に向かう途中。急にタイムスリップして、病院のベッド。状況はすぐに呑み込めたんですけど、いかんせん右足と顔が痛い痛い。で、主治医の先生に言われたのが上の台詞です。右足首の開放骨折と顔面部4カ所の骨折。右足は菌が繁殖するので切断して、義足になります、と。
急すぎ!詰め込みすぎ!笑
色んなことが一気に押し寄せてきたんだけど、めっぽう楽観主義者なので「義足つけてパラリンピックに出る人生」も無しじゃないな!と結構本気で考えました。たぶんその楽観主義が幸運を呼び込んで、なぜか折れた骨から菌が繁殖しませんでした。じゃあとりまくっつけてみよか?と。お願いします。
くっついた!幸運すぎ!笑
リハビリをくり返して退院。とにもかくにも、全てを休む必要がありました。休学したり、バイトも休んだり。そしたら、教授が「お前、ポートランド行ってこい」「ハートの実家はポートランドだぞ」と。ハートさんは、非常勤講師の方で、めーっちゃ鼻の高い素晴らしい人です。ほな、行こかと、すぐにポートランドに行ってきました。それが2018年8月。事故に遭ったのが、2018年1月。やればできるもんですね!笑
クラフトビール文化の広がりについてをヒアリングしてくるという大義名分はありましたが、蓋を開ければ、ずーーーーっとビール飲んでた!ポートランドはBeervana-ビール天国 と呼ばれるスポットでもあって、歩けばブルワリー、また歩けば違うブルワリー。ビールが好きな人は一回は行った方がいいかも◎
色んなブルワーさんにもインタビューをすることができて、I would like to be a brewer in the future, と受験英語丸出しすると、みんな「オッケーカモン、ユーキ」的な。ジョイナス!的な。そんな感じで、ブルワリー内を見せてくれたり、パッションを語ってくれました。いやー、もうほんとかっこよかった。
大好きなポートランドのブルワリー: Migration Brewing
どんなバックボーンがあろうが、やりたいならやったら?と言われてるような気がして、ブルワーとして生きていくことを決意しました。で、帰国後すぐに醸造研修をすることにしました。
静岡県のブルワリー2つで醸造研修させてもらいまして、志賀高原でも冬の期間だけ店舗のスタッフをしていました。志賀高原にいたときは、ずーっと小石屋旅館さんに行って、コーヒー飲ませてもらってました。そのときに、ブログも書き始めました。Ble_Brewery って名前は小石屋さんでコーヒー豆の話をしてたときに誕生しました。coffee, ecology, などの単語の頭文字をとった豆を紹介してくれまして、あっじゃあ僕も「Beer, Local, Ecology」で頭文字とってBle とかどうですか??笑笑
的な。そんな感じ。
ビールでファンタスチックな縁を作る
そんなこんなで醸造所を立ち上げたいな~と思っていたところ、大阪のMARCA さんでしゅんさんと出会います。ANTELOPE 株式会社を立ち上げます。ビールだけを作る会社にはなりたくない。雰囲気、空間も込みで最高のもの/体験を提供をしたいという想いがあります。二人ともお酒が大好きですが、それ以上にお酒を介した空間や体験、友達との会話が大好きです。
今はビールだけでなく、クラフトミードにも非常に強い興味があって、最高のクラフトミードとそれに伴う最高の体験を届けられるようになれたらと頑張っています🙌
ANTELOPEの拠点:元々は地元に愛されたパン工場
KAMOSCYでやりたいこと
KAMOSCYは、もともと山岸くんに「やりたい!!」と熱いパッションをぶつけられて、やってみようか!と自分も参画させてもらうことになりました。日本酒やビールだけでも混ぜれば面白いのに、そこにワインやミード、クラフトコーラ、ジン、ウィスキー、色んな技術を混ぜて勉強したらもっと楽しいはず。
元々自分が勉強したことを還元することが好き(というより、使命感?笑)なので、業界を横断して勉強できることを非常に楽しみにしています。
KAMOSCYとして、お酒をOEMすることがあれば、麦芽やホップ、あるいは蜂蜜、もちろん水や酵母の知識をフル稼働させて面白いものがつくれたらいいな~と思います◎
さいごに
めーっちゃ長くなりましたが、これで谷澤(やざわ)の自己紹介を終わります!ブログも書いてまして、たまーに醸造について記事を書くので、興味があれば眺めてくれると嬉しいです🙌