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ビルボ絵本大賞に向けて vol.2
前回のあらすじ
ビルボ絵本大賞まで締め切り1週間前にもかかわらず、下書きしか終わってない状態のカモノハシ。コンクールに間に合うのか、、、!?
、、、結果から言います。
間に合いました!いえーい!!
と、喜ぶのはまだ早い。スピードを優先した代わりに犠牲になったものがあったのです。
一つ目はセリフ。最後にセリフに着手したのは8月で記憶もおぼろでした。さあ、セリフを書き込むぞという段階で見てみると、全然できていませんでした。
絵と合わせながら考える予定でしたがそんな時間もない!その場で思いついたら即採用スタイルを採用。結果、前衛的な文章に仕上がりました。
犠牲になった二つ目は色。正直30ページを全塗する時間はありません。塗りの工程で締め切り3日前ですよ。無理だ。
上の図のようにほぼ白黒。一部に色を付けるという戦法で乗り切りました(乗り切れてない)。一部だけ塗ることで、注目するポイントを作り上げることに成功しました。
大きくはこの二点が犠牲となりました。このほか、書き忘れていて急遽描いた表紙や、ペン書きの不正確さなど気になる点は多々あるかと思います。
しかし、これでいい!味だ!!
ここまで来たらすべての気になる点は、味と言い切るしかありません。こうなるようにできていたのだ。うん!
私の思いを込めた作品はゆうパックで審査会場の高知まで運ばれて行きました。締め切り前日の朝に送りました。
「到着予定は明日(締め切り日)の午前ですが、時間指定なさいますか?」
と聞かれて、
「いいえ、大丈夫です」
と言ってしまった自分をビンタしたい。17時必着だったんだぞ。下手したら審査されることなく終わってしまう、、、、。頼む、届いていてくれ。
最後までドタバタでしたが、こうしてカモノハシの初めての絵本コンクールは幕を閉じました。
絵本を作って見る側に立つと、同じ本を読んでも見ている景色が変わります。この色使いいいなーとか、この構成は仕掛けられてるとか、このセリフは胸にくるとか。自分が作るとしたら、、、という視点が手に入れられたのは大きな収穫でした。
これからも修行に励んでいきます。またお会いしましょう!
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