28.初あなたに捧げるのは初めてがよかったけど きっと初めてだったらあなたに抱かれてなんていない 29.垢抜けあの時のショートカット どこにいったのさ 深爪の柔い指先が 僕の頬刺していたじゃないか 青色ジャージあぐらかいて 大きく笑ったあの口は 桃色スカート子鹿足 小さくうふふと微笑んで 30.センターそんなに可愛い顔をして 刺されて終わるなんて台無しじゃないか 小さなまち針が 君を傷つけてやまない 病まないわけない それでも痛みも止まないし 儚い君が好きだ
25.未定利己主義を超えて やって来たのは背負いきれない後悔 公開主義のそれは 襲い来る 26.色ごめん すみません 頭を下げていたら 上げられなくなってしまった 顔も見れなくなった 君が見ている空は きっと青いんだろうな 僕が見れない空は 灰色じゃないといいな 簡単に笑って 簡単に消去して そんな日常も見れなくなって やっと見つけたメッセージには 幼い希望宿る 27.宇宙君の目には宇宙 瞳には流れ星 君の声には隕石の衝撃 睫毛には草原 君の唇はマグ
22,ララバイお行儀よく 愛想もよく 女の子はいつだって可憐で 迎えた聖籠 閉じ込め詠唱 女はいつか必ずなんて 求められていたのは 子じゃなくて娘でいることだった 何にもなり損ねた自分が 泣くこともやめた 分かりました すみません 二言で一日を終える 憧れの笑い声と添い寝して ひとりきりララバイバイ やましくなく 嘘もなく あの人はいつだって潔白で 唐突な必然 飛び越え悠遠 彼とは寸分違わずなんて 求めようとしたものも あっけなく手放したっていいや 不意に呼
19,スーパー今日も僕はコンビニに行かない 便利さを捨てて 僕専用を持って 少し遠い道のり 蝉の音聞きながら 広くて 分からなくて 惑わされる スーパーへ行く レジに並ぶ 細かいもの バーコードのない青果 たくさん買って 少しでも 長く 長く 他には使えないカードに少しずつ貯めていく 今日も僕はコンビニに行かない 20,人魚姫セーラー服に身を包み,水に足をつける 声を失う覚悟なんてありゃしない 赤のペディキュアで気を引いて 21,未定君の目尻がシワシワ
16,増悪涙の数が増えるほど 自分がこぼれ落ちていく 笑顔の数が増えるほど 自分が固められていく 怒りが満ちるほど 自分が醜く象られていく 何もなければ無いほど自分が薄まっていく 17,春夏青春はもうやめた 赤いルージュで生きてやる 熱い 火照る夏を 18,未定君を笑わせることができるようになったら 次は僕の前で泣いてくれたらいいのに 君の木陰になりたくて 優しくしてみるけど こっちに来てはくれない 雑に扱えば 嬉しそうにするから そうしてみるけど
13,太陽と月ひとりひとりが太陽だ なんて そんな世界には住みたくはないな 月明かりに照らされて 眠りに落ちていきたい 14,指輪子どもごっこしてる合間に 光るダイヤモンド 私の指にはおもちゃのルビー 夏よ 何もしないでくれ 彼女の白い肌に 純潔に触れないでくれ 誘惑 なんて不覚 自覚高く 赤く焼けて 15,未定貴方の笑い声 クスリ 注意してよ 中毒性がある救い 直ぐに 古い作り
10,写真卒業アルバム開いて なぞってみる たくさん映る 貴方の笑顔 少し格好つけていたり, 良い青春だったろうなって 隅っこで私 作り笑顔で笑うの 貴方との写真がないから 仕方ないじゃない 11,となり1人が好きだと突き放したね それでも追いかけた後ろ姿 放っておけないそんな魅力が 月明かりは特に目立ってみえた 缶コーヒーも開けるのが苦手で 猫舌で いつも冷ましてた 待つのは嫌いだとため息ついて それでも歩幅合わせてくれた そんな君がいつの間にか 知らない
7,収末春と呼ぶには暑すぎる夜 のぼせてぼやけた頭でも分かることだった 単純でたったそれだけのことなのに 僕の歴史の何十ページをも埋めていたものを失うのが 恐ろしく 別れと呼ぶには明るすぎて 進歩と呼ぶには遠すぎて それでも一歩踏み出していて 北では桜が散っている いつの間にか朝が来ていた 嫌いで仕方ない朝日でも新しい時代の幕開けに目が霞んでいて 僕の虚しさを少しずつ埋めていった 憧れと呼ぶには近すぎて 友と呼ぶには大きすぎて それでも寄り添ってくれて
4,赤赤いペディキュア塗られて羽ばたくの 虫かごの中 自分が蝶なのか蛾なのか分からないけど 貴方が赤い蝶だって言うから 艶やかに貴方の色に染まる おかしいのも分かっている 羽を掴まれても 5,別れさよならの意味に今更気がついた私はきっと 貴方の大切の意味も知らないでいたのだろう 6,あとあの時雨宿りした ふざけあって抱き合った2人の跡には もう雪が積もっていて
1,呼吸息を吸うように嘘をつく男 息を吐くように嘘をつく女 2,街ほんとの街で私きっと泣くのでしょう ほんとの街であなたきっと笑っているのでしょう 3,少しちょっとだけ人より出来なくて ちょっとだけ人より頑張って, ちょっとだけ人より損をして ちょっとだけ人より生きづらい
小学校の中学年,10歳くらいから自分のストレスが活字に向くようになった。本を読むのはもちろんだが,音楽が好きになったことで詩を書くようになった。 流行の歌をまねてみたり,自己投影してみたり,意外と楽しくて20歳になった今でも続けている。大学入学後,鬱っぽくなってからはあまり浮かんでこないことが多いが最近また浮かんでくるようになった。 いわゆる詩というのは数ページに及び1つのテーマを話すものだとは思うが,歌詞としてワンフレーズをメモっていたりするので2行くらいのものが多い。
人のことが中々理解できない。 最近自覚した私の特徴の1つである。他の人は地球外生命体のように思えるときがたまにある。 家族すらも火星人のように感じるのである。いや、むしろ血がつながっているからこそ、なぜこうも理解できないのか分からない。 恋愛に夢中になったり、誰かのために必死になったり、泣いて喜んでみたり,映画の中で十分だとそう考えてしまう。競争心が皆無で何でも客観的に見ていて主体性がない。 いつか人と関わる中で泣き笑う日が来るのだろうか。
「まずは自己紹介からはじめましょう」 新しい環境へいくと大体この一言から始まる。 この言葉がひどく苦手だ。 コミュニケーションの一環であることは理解しているのだが、どうにも効果を感じられない。 そもそも人は外見から判断する。好ましくない外見の人の自己紹介なんて大して聞いていないのではないか。 言う側も当たり障りのない、多くの人に刺さりそうな内容しか言わないことが多いだろう。 私の経験からすると、自己紹介から会話を膨らませて話した人とその後深く仲良くなることはほとん