見出し画像

古事記と結婚式

なぜか気になった「古事記」


え?古事記ってなんだっけ?どんな事が書かれてるんだっけ?

日本の古い書物。

私の中ではそのくらいの存在だったのですが完全に導かれました。

たまたま大阪の友人から誘われて「淡路島」に行くことになりました。おしゃれなお店も増えてて海が見たいなーくらいの感じだったのですが、

ある時、youtubeでふと目に止まった「古事記」。

どんな話だっけとなんとなく見はじめてびっくりしたのです。


淡路島へ


古事記を調べ始めてすぐにシンクロしました。

・・・伊邪那岐命(以下イザナギ)と伊邪那美命(以下イザナミ)が国生みをして最初に生まれた場所が・・・

「淡路島」・・・

え?!そうなの?日本の始まりは淡路島なの?今度行くし・・・。

そう思って調べたらありました。神社。

その名も「伊奘諾(イザナギ)神宮」。これはマジで行くしかないと行ってまいりました。

スクリーンショット 2020-08-28 17.55.21

そして行ってすぐに思ったのです。

「私、呼ばれたなー。」

イザナギとイザナミは旧約聖書でいうアダムとイブのような存在。この世に初めて生まれた夫婦の神様です。古来より脈々と伝えられて来た神話の最初にイザナギとイザナミは夫婦の契りをし、この「大八島の国(日本)」を作ります。そしてイザナギとイザナミは八十一の神を創生し、国生みと神生みをされて行くのです。

神社には夫婦の大楠という御神木もありました。元々2つの株だった楠がいつしか根がくっついて1株になっている木。かなりの樹齢でまるでイザナギとイザナミが御神木となって今もこうして寄り添っているようでした。

画像3


そして境内にある授与所で初めて古事記の本を手に取りました。

その名も「古事記のものがたり」。

お守りではなくこの本を買って帰った私は、なんとあまりの面白さで数時間で読み切ってしまいました。

スクリーンショット 2020-08-28 18.02.12


本を読んでまず大体の神話のあらすじを知り、その後いろんな人が解説している古事記についての動画を延々とまるで取り憑かれたかのように本当に延々と見続けました。

古事記ってそのストーリーだけ読んだら変な話ばかりなんですよ。

意味不明の行動を神々がする摩訶不思議な話。古事記は普通に読んではダメなんですね。めっちゃくちゃ深い。深すぎる。

そのストーリーに隠された言うなれば

「宇宙の法則」「生き方の教え」がとにかく散りばめられているんです。

古事記ができて1300年ですが、元々昔から言い伝えられて来た様々な話をまとめたのが1300年前ということなんです。

一体いつどこから来たのか分からない神様の話。

戦後GHQにより神話教育を禁止され75年。私たちはアダムとイブは知っていてもイザナギとイザナミのことはあまり知らない。

自国の神話を忘れた国は100年後例外なく滅びると言います。

今、この世界は新しい疫病と戦っています。海外に行くことが難しい今、世界にばかり向けていた目を自分たちに向け自国のアイデンティティを取り戻す時なのかもしれない・・・なんて偉そうですがこの古事記との出会いにそう感じずにはいられない最近なのです。

結婚式のルーツ

「私呼ばれたな・・・。」と思ったのはイザナギとイザナミのお話を深く知ってから。

最初にイザナギとイザナミは国生みをする前にある儀式を行なっていました。それは天の御柱という高天原(天界)に通じる光の柱をイザナギは左からイザナミは右から柱を周り出会ったところでお互いを褒め合うのです。

ただし最初はうまく国生みができません。悩んだ二人は高天原の神々に相談します。その時に「イザナミ(女性)の方から声をかけてはいけない。」と言われます。「最初の口上は男性であるイザナギからしなさい。」と言われ、二人はもう一度天の御柱を周り今度はイザナギから声をかけ、そして最初に生まれたのが淡路島でそのあと次々に国生みをしていきます。

この儀式が要は「結婚式」なのです。

儀式一つ一つには意味があります。違えず行うことがその後に起こることをうまく運ぶという事を言っているようなのです。

やばい。やばすぎる。

そしてさらにお話は続きます。色々すったもんだがこの二人にあるのですが最後に

「こうしてイザナギは隠居するまでに八十一の神を生み国生みが完成する」とあります。神様は同じ事を3回繰り返し、それをまた3回繰り返し、それをまた9回繰り返し、9×9で81を完成の数字にされたとのこと。

3、3、9。

はい!そうです!

これは結婚式で行われる儀式「三々九度」へ繋がっています。叶えたい願いは3回唱え、それを3回行い、それをまた9回繰り返し行うことで成就に近づく幸せになる法則のようなのです。

インターネットで三々九度を調べると三献の儀として平安時代に生まれた酒礼の儀。となっています。

けれど古事記によると三々九度は儀式の名前ではなく、なんと成功法則だったということがわかります。本当にびっくりです。

画像1


進化の前兆


今回は結婚式にまつわる発見を書き連ねましたが、他にも天の岩戸隠れや八岐大蛇や因幡の白兎などなど、聞いたことがある神話が続き、これまたびっくりの連続なんです。

「そんな意味が隠されていたのか!?」と思うと、この日本という国はすごい底しれない神秘と魅力のある国であることがわかります。

大切なことだからあえて荒唐無稽な話にして分かる人にしか分からないようにしてあるとか。これもまた日本っぽい!

これからは物質から精神の時代にさらに変わっていくように思います。だからこそ事業も商品も意味を知って大切な事をちゃんと伝えられる会社でありたいと思うのです。

時代は変わってあらゆるものは進化するけれど、その前に「覚えておいてね。」と宇宙から届いた進化の前の前兆のように古事記との出会いを感じています。

ありがたい♡


倉敷婚®︎ー倉敷のウェディング文化を発信する”結婚式の総合カウンター”

The 華紋ー倉敷美観地区の結婚式場で贅を尽くした結婚式をー

EYOHAKUー単なる憧れでは終わらない人生が変わる夢の時間をー


いいなと思ったら応援しよう!