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「決めつけない」

「年末はどこかに行くの?」と聞かれて、「夫が元旦から仕事なので、年末だけ夫の実家に帰りますよー」と答えた。

相手の女の子が「えー、それ休みじゃないじゃん、大変ですね」と言った。

わたしはすぐさま「夫の家族、みんな優しくてあったかいから実家に帰ってるみたいな感覚で楽しんでますよー」と答えたところ、

「そうなの?!エプロン持ってってお手伝いするとかじゃないの?それならいいね〜!」と。

うむ。

これは、わたしが「夫の帰省に付き合うんですよー、とほほ」的な表情をしていたのか、そんな雰囲気を出していたのか?

多分それよりも、一般的に旦那の実家に帰省することのイメージが悪すぎるんだと思う。

わたしも結婚前は、けっこう大変なところに嫁いだ友人の苦労話を聞いて「こわい、、、やってけない」なんて思っていた。

が、わたしの場合。

最初の方こそお互いとっても気を使いすぎて、そして、わたしが意見を言えなすぎてギクシャクしたものの、今は良い感じに気が抜けて、気を使いすぎない雰囲気になってきている。

行く前は「遠いし疲れるし嫌だ」なんて思ってたのに、行くと帰るのがさみしくなるくらいで、いつも帰りの新幹線からホームで見送ってくれてる夫の両親を見て、ちょっとだけ涙が出る。

美味しいご飯をいただいたり、真夜中までお喋りしたり。

いつも、ほんとうによくしてもらっている。申し訳ないくらいに。

そんなわけでここ数年、帰省することへの重たさみたいのを感じなくなってきた。

だからこそ、「帰省?わー、大変そう…」みたいなマイナスの反応をもらうと、ちょっとだけ困る。

相手を慮ることばをかけたつもりが、ときには意味をなさなくなり、的はずれになってしまうことがある。

ついついわたしもよくやってしまうこと。

「大変だね」って決めつけずに、相手のことばや態度をよーく見て、かける言葉を選びたいなと思ったできごと。

#日記 #エッセイ #今日のできごと #きょうのできごと #ことば #帰省 #かもめと街




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