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田島征三氏

友人が連絡をくれた、Eテレ 日曜美術館にて絵本作家「田島征三」氏の放送があると。
じゅう数年前、田島征三氏を迎えて講演会を開いたことがある。田島征三氏を迎えるにあたって、事前に田島征三氏の絵本を全部集めて読み、絵本だけでなくエッセイ「絵の中のほくの村」を読み、これを原作にした、映画のビデオを見た。もちろん、講演会終わりの、スタッフの懇親会までご一緒させていただいた。
田島征三氏は、現在80歳でいらっしゃる。テレビから拝見するお姿は、ますますお元気で精力的に創作活動をされていた。
番組は、日の出村のゴミ処分場反対活動の様子や、その後の木の実を使った作品づくりについても詳しく紹介されていた。さらに、田島征三氏の「ふきまんぶく」のモデルの少女の登場や、「しばてん」の制作の元になった出来事を語ってくださった。圧巻は、最新絵本「つかまえた」を自身の読み聞かせだった。
「つかまえた」を見て聞いた時は、まさに、田島征三氏が子どもの時に体験した、手の中にあるいのちのグリグリだ。「絵の中のほくの村」で読んだ、見たそのままだった。子どもの時の体験、経験がどんなに大切で自身を作ることを痛感した。素晴らしい作品だ。ぜひこの手にしたい。
このコロナ禍の中でも、常に創作活動を精力的に続けている田島征三氏の姿に勇気とエネルギーをいただいた、感謝と共にますます好きになった。









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