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ロジックツリー...大枠を中枠、小枠に分解する思考ツール

大きな問題に直面したときに、パッと思いついた解決策1つを追求して、そのまま進めてしまう節が私にはあります。
しかし大抵の問題には、複数の原因が存在し、その原因には同数の解決策が存在し、かつ優先順位をつけることが可能です。
ロジックツリーという思考ツールの活用は、物事を考える際の思考の幅を広げる手助けとなります。
本記事にて、わたしが学んだ内容を簡易的にアウトプットしていきます。

<こんな人は必見>
✔︎問題に直面しても1番大きな原因に辿りつけないビジネスマン
✔︎問題解決策が1つ浮かんで(もしくは浮かばず)終わってしまう一本勝負の方
✔︎周りと思考の差をつけたい就活生

ロジックツリーとは

MECE(モレなくダブりなく)を考えて大項目から中項目、小項目へと物事を細分化するための思考ツールをいいます。
全体から枝分かれして細分化されている様が大木に似ていることからロジックツリーという名前がついています。
※ロジックツリーっぽい木の写真がなかなか見つかりませんでした(笑)

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また、ここでMECEという言葉が出てきましたが、別noteで書いていますのでご参照ください。
https://note.com/kamomeflick/n/n95df2bfa2195

ロジックツリーの細分化方法

ロジックツリーの中項目、小項目への細分化方法は大きく2つあります。
(1)層別分解
(2)変数分解

これらの方法はMECE記事でも書きましたが、おさらいがてらアウトプットします。

(1)層別分解
全体を複数の要素に分ける方法です。
例えば「自社の離職率が高い」という問題に直面したとして、離職者の特徴について切り分けるとします。
以下、エクセルで適当に作ってます、ごめんなさい(笑)

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離職した社員について、性別や年代、辞めた時期といったように項目(層)ごとに分解することができます。
このように分解することで、例えば「年代」に着目して20代の離職率が高いと分かれば、そこが原因の一つとして浮かび上がります。

(2)変数分解
全体を構成する変数に分ける方法です。
例えば「利益が低い」という問題に直面したとして、利益について切り分けるとします。

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利益=売上-費用なので、売上と費用という2つの変数に分解することができます。
また、売上も客単価と客数の掛け算なので、2つの変数に分解することが可能です。
このように分解することで、売上の低下or費用の増加を把握するだけでも原因の1つが分かってしまいます。

ロジックツリーを作る際のコツ

こちらは、MECEの記事で似たような話もしていますが、少し実践的なことを追記します。

(1)5W1Hで考えてみる
分解する際に、要素が思い浮かばないことがあると思います。そういったときは5W1Hがヒントになります。
例えば、上述の離職率を層別分解した内容では、who(人)に着目したことで性別や年代を、when(時間)に着目したことで離職時期を抽出しました。

(2)MECEを考えすぎない
言ってること、矛盾してると思うかもしれません。
というのも、MECEを考えることは非常に重要なことですが、考えすぎるとかなり時間を要します。
一方で、ロジックツリーを作る際は基本的にビジネスシーンの中で時間が限られているときです。
ロジックツリーを何段も組みすぎずに、原因・対策を早めに決定しましょう。

まとめ

前回のMECEよりも、より実用的なロジックツリーを学んだのでアウトプットしました。
かなり基本的な思考ツールではありますが、問題解決にはかなり使えると思います。
まずは、こういうツールがあるということを知ってるだけでも差がついているかもしれません。
わたしも意識しながら使っていこうと思います。

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