#20 暗い時代の人々
ハンナ・アレント「暗い時代の人々」読み始める。
不遇な時代に人はどう耐えたか、ではなく、どう想像力と知恵を発揮したかについての本。
近所のコンビニに「水2Lペットボトルは一人一本までです」という貼り紙がしてあった。つまり水の買い占めをしている人がいるということで、いったい全体どういう発想をするとそういう行動を取るのか、暗い気持ちになる。いや、水だよ、みず。
災厄のときに大事なのは、「自分は被害を受けている」という意識を持ちすぎないことなんじゃないかと思う。
何週間か前の英エコノミスト誌の表紙が、地球の絵にでっかく「CLOSED」という掛け札がしてあるというものだったのだけどホントにそんな感じになってきた。